2017年3月5日日曜日

船旅

騎士団長殺し、

1回目読了。

春樹ワールド全開で、

1000ページ超を一気に読んだ。

と言っても1週間以上かかったけど。

1人称で書かれていたのが印象的。

1Q84の時もそうだったけど、

大風呂敷を広げるだけ広げて、

これちゃんと畳めるの?

と思いながら読んだ。

1Q84の時よりはきちんとたためたみたいだけど、

読者にある程度投げ出すのは、

ハルキスタイルなのだろう。

主人公の男性は、

物語の冒頭、

離婚して(いや法律的にはしていないのだが)、

最後によりを戻す。

そして、

そこにはなんと子供が。

当然、

東日本大震災にも触れられて入る。

とにかく、

春樹的イマジネーションを最大限に膨らまして、

筆の赴くままに描き切った感はあるな。

これまでの集大成プラスα。

いろんなことが詰め込まれていて、

様々な解釈がされるんだろう。

でも、

そこにはあまり関心がない。

春樹号という船に乗って、

一緒に世界一周した、

ぐらいの充実感があれば、

僕としてはそれでいい。


0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...