2018年4月23日月曜日
仮装
先日のロードショー。
近未来の話。
人々はみな3Dゴーグルをつけ、
仮装の世界を楽しむ。
車のレース、
娯楽、
戦争、
宇宙旅行、、、
そこに現実世界と変わらない。
変わっているのは自分。
現実世界がどんなに貧しくても、
仮想世界では全くの別人になれる。
ゴーグルを外せば冴えない人生でも、
仮想世界では皆の賞賛を浴びるスターにだってなれる。
この世界でできないのは食事と排泄だと、
映画では説明されていた。
電車の中でほとんどの人がスマホを眺めている光景が、
ゴーグルに変わっただけだ。
つまり、
この情景はまさに近未来に必ず現実のものとなるだろう。
そこで現実と仮想世界がリンクする物語が描かれる。
仮想世界を牛耳ろうとする現実世界の巨大企業と、
一般市民の戦いだ。
込み入った世界をよく描いていると感心した。
もちろん、
ツッコミどころはたくさんあったと思うけど。
でも映画で一番強調していたのは、
リアルは一つということだった。
どんな仮想世界であっても、
最後に頼りになるのはリアルな人間の信頼関係だと。
コンピューターゲームの黎明期から知っている僕らには、
まさに共感できる内容で、
娯楽作品としては上出来だったし、
近未来について示唆に富んだ作品だった。
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