女子サッカーのW杯出場をかけた、
オーストラリア戦で珍事が起きた。
日本が先制したがオールトラリアも1点を返し同点。
同じ時間帯に韓国も試合をしていて、
終盤、
このまま日本は引き分けならW杯の切符を手に入れられることが分かった。
でも試合の残り時間はまだ5分ほどあった。
普通、
こういう場合は無理に攻めず、
パス回しをして時間を稼ぐ。
それはそうなんだけど、
なでしこはその5分間、
ひたすらバックスの3人で横パスを繰り返した。
オーストラリアもそのままなら1位通過だったので、
無理にというか、
全くボールを奪おうとしない。
ひたすら3人がパスを続ける光景が続いた。
異様に映った。
こういう場合、
一応形だけでも攻める体裁をとって、
相手もそれなりに攻め返す。
それもまた出来レースなのだが、
今日の1戦は流す時間が異様に長く、
それまで一喜一憂していた観客にしてみれば、
一気に興ざめになってしまった。
八百長ではないけれど、
あまりにも露骨な戦術で、
本当にがっかりした。
いい試合をしていただ。
体を張って必死に試合して手に汗握って観戦していただけに、
あの豹変にはただ唖然とした。
サッカーってそういうもんだと、
詳しい人ならいうかもしれない。
残り時間が1分とかなら、
あのパス回しも許容範囲だったかもしれない。
あるいはあの戦術で、
なでしこもずる賢くなったなと、
評価する声もあるかもしれない。
形たけでも攻めて、
万が一相手にボールが渡って攻められ、
何かの間違いで点を入れられたら、
その時点で何もかもおじゃんになってしまうからだ。
日豪の利害が一致したが故の長い長いバックスだけのパス回し。
それがサッカーだというなら、
僕にはつまらない競技だなと思えた。
要はもっと上手くやれよと。
リスクを最小限に抑えながら、
それでも一応ゲームをしてくれよと。
勝ちに行けよと。
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