2018年4月13日金曜日

抽斗

プレバトの俳句コーナーが好きで、

夏井先生の添削が見事だなぁと、

いつも感心する。

生徒の作品を生かしつつ、

語順を変えたり、

余計な文字を削って新たに加え、

素人目にも明らかに良い作品に作り変える、

その手際に惚れ惚れする。

僕も仕事で、

若い人の作品に注文を出すことが多くあるけど、

あれほど激変させることはできない。

先生の中には圧倒的な数の抽斗があって、

それを応用しているのだろうから、

そういう意味では僕の引き出しは、

まだまだ少ないということだ。

習い事に限らず、

一流の人というのは、

とりあえず抽斗が多い。

逆に言えば、

物事を上達するということは、

ひとえに抽斗を増やすということ。

ある程度増えて納得してしまうのが、

僕のような凡人。

将棋の羽生みたいな人は、

あの域で尚、

引き出しを増やそうと必死でもがいている。

ちょうど今日、

名人戦をスマホで観戦していて思った。

中盤、

これも素人目には劣勢に映ったが、

終わってみれば逆転勝ち。

20歳ぐらい若い名人に挑んで先勝したのだ。

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