小学生の時からの同級生が、
中学校の校長になった。
社会人になって約30年。
選ばれたものだけがなれる重要な立場。
僕の会社で言えば、
さしずめ部長といったところか。
というわけで、
もう一人の同級生と二人で、
校長室まで押しかけた。
これ、
僕の発案ではない。
僕の義兄が何と同級生の前任の校長で、
その義兄がお祝いに行ってあげたら、
とアドバイスしてくれたのだ。
でなければ、
校長室まで行くなんて思いもよらなかった。
驚いたのが生徒の礼儀正しさ。
胡散臭い男二人が学校に現れても、
みんな立ち止まって挨拶してくれる。
運動部とかではなく、
全ての生徒が。
40年の間に、
学校教育は大いに変わったらしい。
こんな礼儀正しい子らに、
いわゆるいじめとか不登校とかあるんだろうか?
不思議な感覚だった。
不思議といえば、
同級生が校長室の椅子に座っている姿も、
何だか不思議だった。
校長室なんて、
小中高合わせても数回しか入ったことのないような、
恐れ多いところ。
そこに同級生が座っていて、
やあやあと挨拶する僕ら。
すごい浦島太郎感。
滅多にない気分を味わえた。
喜んでもくれたし、
こうなったら勲章もらえるぐらい上り詰めてほしい。
きっとやってくれるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿