2018年4月18日水曜日

世代

大沢誉志幸の「そして僕は途方にくれる」。

大ヒット曲だ。

僕らの世代で聞いたこともない人は、

ほとんどいないのではないか?

その話題を会社の若手にしたら、

曲も歌手も全く知らないという。

若手といっても30歳代。

最近そういうことがやたら多い。

僕が30代の頃、

例えば高校生と話題が合わないことは、

そんなに驚かなかった。

でも30代と話題が合わないのは、

自分が50代なんだから理屈の上ではそうなのかもしれないけど、

とてもショックだ。

なぜなら気持ちの上では自分は30代とさして変わらないと思っているからだ。

そう思っていても、

次々にこういうことが起きると、

自分が完全に古い世代の人間なのだと否が応でも突きつけられる。

なんどもなんども突きつけられ、

次第に自分はオールド世代なんだと思わされるようになるのだろう。

今は国民的な歌とか番組とかがないから余計に、

世代の断絶感は大きいのかもしれない。

例えばピンクレディなら、

子供から大人まで知っていた。

今は違う。

こうして人は老人になっていくのだと何となくわかる。

平成時代なんていう時代だ。

昭和なんて、

僕らの頃の明治の感覚なんだろう。

僕は今の若い人はダメだなんて口が裂けても言わない。

でも、

昔は良かったとは思う。

その時の昔という言葉はつまり、

自分が若い頃という意味だ。

どんな世代でも人は若い頃は良いものなのだ。


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