大沢誉志幸の「そして僕は途方にくれる」。
大ヒット曲だ。
僕らの世代で聞いたこともない人は、
ほとんどいないのではないか?
その話題を会社の若手にしたら、
曲も歌手も全く知らないという。
若手といっても30歳代。
最近そういうことがやたら多い。
僕が30代の頃、
例えば高校生と話題が合わないことは、
そんなに驚かなかった。
でも30代と話題が合わないのは、
自分が50代なんだから理屈の上ではそうなのかもしれないけど、
とてもショックだ。
なぜなら気持ちの上では自分は30代とさして変わらないと思っているからだ。
そう思っていても、
次々にこういうことが起きると、
自分が完全に古い世代の人間なのだと否が応でも突きつけられる。
なんどもなんども突きつけられ、
次第に自分はオールド世代なんだと思わされるようになるのだろう。
今は国民的な歌とか番組とかがないから余計に、
世代の断絶感は大きいのかもしれない。
例えばピンクレディなら、
子供から大人まで知っていた。
今は違う。
こうして人は老人になっていくのだと何となくわかる。
平成時代なんていう時代だ。
昭和なんて、
僕らの頃の明治の感覚なんだろう。
僕は今の若い人はダメだなんて口が裂けても言わない。
でも、
昔は良かったとは思う。
その時の昔という言葉はつまり、
自分が若い頃という意味だ。
どんな世代でも人は若い頃は良いものなのだ。
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