電車とか街中で、
ビールや酎ハイを片手に飲んでいる人を見かけると、
それは危ないよと心の中で言葉をかける。
それはかつての自分だ。
そういうこと自体、
異常なのだということに当時の僕は気づかなかったし、
多分彼らも気づいていない。
今日のNHKドキュメント372時間は、
銀座の酒店を取り上げていた。
次々にやってきては有料の試飲して帰る客。
休みだからと言って何種類も飲んで帰る若い男性。
ジンが好きって言ってたっけ。
でも、
彼らがみんなアル中になるわけではないとは思う。
僕がいけなかったのは、
仕事柄、
昼間っから翌日明け方まで飲むような生活をしていたことは大きいかな。
9時5時で働くような生活なら、
自ずと飲む時間は限られる。
今の生活でもそうだ。
でもあの当時は夜勤もあって明けの日なんかだと、
同僚と昼間から繰り出して何限もはしごして、
挙句にタクシーで帰宅なんていうのはざらだった。
そうでもしないと仕事のストレスが発散できないというのは言い訳で、
別に飲まなくても仕事をしている人はいた。
そういう世界で仕事をして、
そういう飲み方をするのが当然だと思っていた。
何の疑問も抱かなかったし、
それでアル中になるなら本望だぐらいに思っていた。
アル中の本当の苦しさも知らず。
だから若い後輩には言う。
酒なんて本当は40歳ぐらいからで十分だよと。
僕は酒の飲み方を間違えたまま一生分すでに飲んでしまった。
彼らには本当に酒を味わい楽しめる40代ぐらいからにして、
それまではもっと自分を磨くことに時間を使って欲しいと思う。
まぁ当時は酒を飲むことが自分磨きだと僕は思っていたわけだが。
身をもって知ったことを若い人に伝えたいとは思いつつ、
背伸びしたい彼らの気持ちもわかるんだよなぁ。
●ペンギンさん一日遅れでハッピーバースデー。
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