2019年11月4日月曜日

追求

今の部署に来た5年前は、

若い後輩に対する要求は低かった。

給料はうんと安いし、

合格点が取れていればそれでよしと思っていた。

でも、

彼らも経験を積み、

普通の仕事なら難なくできるようになった。

そこで向上心がある人はいいのだけど、

もうそれでいい。

早く片付けてさっさと帰りたい。

これ以上仕事に頭を使いたくない。

これだけできてれば十分でしょ。

そんな風に見える人が出てきた。

それでも良いといえば良い。

昔の僕はそうだった。

でも、

そこからもう一歩先に進んで欲しいと思うようになってきた。

この仕事は奥が深い。

たった1文字の助詞の使い方。

もっと良い表現があるのではないか。

そんなことを突き詰めたらゴールはないと言ってもいい。

その領域に踏み込んで欲しい。

だからついつい重箱の隅を突くようなことを言ってしまう。

もちろん言い方は気をつける。

ここはこうした方がいいんじゃないかな?

もっと良いのがあるんじゃない?

例えば僕はこんな風なんかも良いと思うけど、

君はどう思う?

手を変え品を変え、

次のステージに上げようと試みる。

給料なりに働けばいいというのはやっぱり違う。

この仕事をする以上、

ベストを尽くして欲しい。

この部署を強い組織にするためには、

中堅の彼らがワンランク上がることが必要なのだ。

この仕事を愛し苦しみ追求して欲しい。

そんな風に思う最近である。

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