2019年11月3日日曜日

沖縄

燃えてしまった首里城。

一度だけ行ったことがある。

当時はすでに酒浸りで、

空港についてレンタカーを借りたけど、

当然のごとく飲酒運転。

途中にショッピングモールに立ち寄った時も、

まずどこに酒が売っているか確認して、

それから連れに何かと理由をつけては別行動をとり、

一目散にそこに行ってビールを一気飲み。

ビーチに行ってもとにかく理由をつけて海の家に一人で行き、

そこでビール。

ホテルの部屋は確か10階だった。

ビールのある売店は1階。

タバコが切れたと行っては一人で一階に行ってビール。

連れが風呂に入っている隙にまた一階に降りてビール。

一体何本のオリオンビールを飲んだだろう。

今思えば滑稽極まりないんだけど、

当時はもう必死なわけ。

酒が切れることが恐怖以外の何ものでもなかった。

そもそも飛行機に乗る時でさえ、

薬の小瓶にジンを入れ、

その瓶を3本ぐらいポケットに入れていたのだ。

アル中というのはそういう生き物。

行動の全てがアルコールに支配される。

もちろんそんなことは本人も苦しい。

はっきり行って観光なんて二の次だった。

炎上する城の映像を眺めながら、

あの頃を思い出した。

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