「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
という超なっげータイトルの本を読んだ。
今なら本屋に行けば山積みになってるアレ。
ぼくはAmazonで買ったんだけど。
これがまた実に面白かった。
中身はまさしくタイトルの通りで、
聖徳太子を「せいとくたこ」と読んでしまうさやかちゃんが、
ひょんなことから慶応合格を目指し、
1年半ほど猛勉強して本当に合格しちゃったという「実話」。
ウソみたいな実話。
これ、
東大だったら絶対無理だと思うんだけど、
慶応ならあり得る。
なんせ3教科だからね。
受験生ではなく、
受験生の子どもがいるわけでもないぼくにとって、
この本の一番の読みどころは、
さやかちゃんをいかにして「その気」にさせたかという部分。
筆者でもある塾の先生は、
心理学を駆使していくわけだけど、
そのプロセスがなかなか。
これから後輩に物事を教えていく時にも役立ちそう。
いやいや、
そういうハウツーも大事だけど、
一気に読めたのは、
さやかちゃんとその家族関係についても結構細かく描かれていて、
さやかちゃんの成長とともに家族関係も変化していく様子が、
読みながらうれしかったことも大きい。
家族も成長していく。
その一文になるほどなーと思う。
妻子いませんが(泣)
割とダークな家族関係なんかも描かれているのだけれど、
筆致は一貫して明るく、
文章は具体的で読みやすい。
こりゃ映画化決定だな。
ちなみに、
表紙などに出てくるギャルは、
さやかちゃん本人ではなく、
モデルさんだそうで。
え?
そんなこと、
しょうとくたいし並みに常識ですか?
ぼくは知らずに買ったんだけど、、、