2014年11月11日火曜日

能力

組織で偉くなる人は一味違う。

賢い。

研修ではこんなことがあった。

あるお題を与えられ、
30分ほどで、
グループで解決策を考え、
模造紙に図を描いて、
全員の前で発表する、
みたいな。

研修生最年長はぼくなんだけど、
矢面に立つこともなく、
若い人が率先して討議をリード、
さっと書記をする人、
じゃ私がしゃべります、
みたいな人。

次々に決まって、
話しも建設的で、
無理なお題でも、
ここは無理って言っちゃいけないよね、
みたいなことが暗黙の了解としてあって、
あくまで前向きに、
かつ、
そこそこ現実的な案に落とし込む。

まさに油の乗り切った社会人って感じ。

おじさんは、
そんな若者の議論をながめながら、
それいいねぇ〜、
やっぱりこっちかな〜、
みたいなこと言うのが精一杯。

頭ん中が錆び付いてるのがよくわかる。

別に普段は100%寝ている時間帯に、
研修があるということを割り引いても、
わが頭のガタピシ加減はイヤになる。

そういう意味での頭が一番回っていたのは、
たぶん中学生の時ではなかろうか?

あのころから、
あのころ以上に創造的で意欲的で、
向こう見ずだったころはないような気がする。

あれからずっと、
何か世間や他人に遠慮して生きて来たような。

今日は上司とちょっと仕事上の問題について話したのだが、
彼らはぼくより年長だけど、
それはそれなりの問題解法(しばしば先送り)の技を身につけている。

とにかく、
一方的に自分とこが譲歩する、
というようなことはしない。

とりあえず、
ウチにも問題があるが、
アンタとこも努力できるところがないか、
もう一度持ち帰って検討してみて。

みたいな。

そういうのを出世の能力というのだろう。


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