漫画の製作現場に密着した、
「漫勉」というNHKの番組がひどく面白かった。
20世紀少年の浦沢直樹の発案のようで、
かわぐちかいじとあと一人、
真っ白な紙から漫画がどのように生まれるか、
逐一を映し出す。
漫画家の仕事ぶりをここまで念入りに映した番組って、
あんまりなかったような気がする。
浦沢は漫画作りについて、
絵を描いているんじゃなくて、
空気やダイナミズムを生み出す作業だ、
みたいに言ってた。
ホント、
あれは芸術だな。
作業も道具もひとそれぞれ。
確かに漫画家って、
個人商店みたいなもので、
基本はあるんだろうけど、
一人立ちしてからの作法は独自でしょ。
小説家や画家もそうだろうけど。
「秘伝」とか、
「門外不出」とかの言葉が似合う。
それを公開しましょうっていうんだから、
なかなか。
面白くないはずがない。
かわぐちかいじの主人公の眼が、
あんなに大きくなった理由とか、
裏話にも興味津々。
この番組を見て、
漫画家になりたいって思った子どもは多いだろう。
あ、
でも放映時間が0時からだった。
なんであんな時間にしたんだろ。
ぼくも漫画が描いてみたくなった。
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