2014年11月9日日曜日

漫勉

漫画の製作現場に密着した、
「漫勉」というNHKの番組がひどく面白かった。

20世紀少年の浦沢直樹の発案のようで、
かわぐちかいじとあと一人、
真っ白な紙から漫画がどのように生まれるか、
逐一を映し出す。

漫画家の仕事ぶりをここまで念入りに映した番組って、
あんまりなかったような気がする。

浦沢は漫画作りについて、

絵を描いているんじゃなくて、
空気やダイナミズムを生み出す作業だ、

みたいに言ってた。

ホント、
あれは芸術だな。

作業も道具もひとそれぞれ。

確かに漫画家って、
個人商店みたいなもので、
基本はあるんだろうけど、
一人立ちしてからの作法は独自でしょ。

小説家や画家もそうだろうけど。

「秘伝」とか、
「門外不出」とかの言葉が似合う。

それを公開しましょうっていうんだから、
なかなか。

面白くないはずがない。

かわぐちかいじの主人公の眼が、
あんなに大きくなった理由とか、
裏話にも興味津々。

この番組を見て、
漫画家になりたいって思った子どもは多いだろう。

あ、

でも放映時間が0時からだった。

なんであんな時間にしたんだろ。

ぼくも漫画が描いてみたくなった。

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