2014年11月8日土曜日

衝突

フィギュア中国GPの6分間練習で、
羽生が衝突したとき、
ぼくはソファでうたた寝していた。

ワッとテレビがなって目覚め、
それからは釘付けに。

氷上で倒れて動かない羽生。

やっと立ち上がっても、
顔をしかめ、
フラフラになりなっている。

松岡修造が「絶対棄権すべきですよ」みたいに叫んでる。

でも羽生は頭に包帯を巻き、
フラフラになりながらリンクに戻る。

そして演技。

何度も何度もジャンプに失敗して、
それでも続けて、
終ってから足を引きずるようにして引き上げる。

解説者が「これはフィギュア史に永遠に語り継がれますね」と涙する。

漫画だな。

不謹慎な表現だけど、
ほんと、
彼の振る舞いって、
いちいち漫画っぽい。

つまり、
リアルじゃない感じ。

仮にそういう実話があったとして、
それを漫画や映画にしたら、
ああいう感じになるんじゃないか。

そういう雰囲気をリアルで漂わせる。

なかなかいないよね。

浅田真央がハーフハーフになっちゃって、
高橋大輔が引退して。

でも、
ニッポンには金メダリスト羽生がいる。

彼がいる限り、
フィギュア人気は安泰だ。


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