2018年3月3日土曜日

特別

羽生結弦選手に国民栄誉賞が贈られるという。

この賞の規定は、

広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」

であり、

さらに、

「これまで功績を積み重ねてきた上に、さらに歴史を塗り替える、突き抜けるような功績をあげた」

という暗黙の了解があるとのこと。

彼に授与することに何の異論もない。

成績は申し分ない。

それに、

とにかく彼は自分の言葉を持っている。

自分の信念、

自分を客観的に見る姿勢、

それの表現力。

彼が成し遂げた五輪フィギュア連覇に加え、

授与するのに申し分ない。

そこらへんが、

柔道の野村だとかとは違う。

羽生に匹敵するスポーツ選手は、

他にはイチローぐらいしか思い浮かばない。

スポーツという枠を超えて、

存在事態が日本人に自信を与え、

それこそ前向きにさせてくれる。

東日本大震災で避難所生活も経験した。

とにかくあの時以来、

彼は日本の挑戦の象徴だ。

この賞には運の要素もある。

長谷川町子が受賞して手塚治虫は逃している。

時の勢いというものも大きな要素なのだ。

そういう意味も含めて羽生選手は、

いわゆる「持っている」。

平昌五輪自体が日本にとって非常に好結果に終わったことも大きい。

何から何まで非の打ち所のない受賞だ。

若いとか何とか、

そんなことは関係ない。

歴代の受賞者に比べても何の遜色もない、

むしろそれ以上の存在であると確信する。

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