君の膵臓が食べたい、
っていう映画をレンタルで見た。
若者のラブストーリーというより、
ファンタジーだなと思った。
クラスのマドンナ的存在、
漫画で言えばタッチの浅倉南みたいな女の子が、
実は死に至る膵臓病に侵されていて、
その子がクラスで一番目立たないような男の子に、
唯一病気のことを知られて、、、
死ぬまでにしたいことをその男の子と叶えていく。
もう、
それだけで冴えない男子にはファンタジー。
この物語がさらに異質なのは、
もう末期になった女の子が、
おそらく最後の一時退院で男の子と旅に行く、
その道すがら、
通り魔に刺されて死んでしまう、
という点にある。
末期の病だろうが健康だろうが、
人間はいつ死ぬかわからない、
だから毎日を精一杯行きましょう、
というメッセージはわかりやすい。
映画の作りは素直だし、
いわゆる泣ける出来栄えだ。
教師や親がほとんど登場しないで、
シンプルに若者二人にフォーカスした作りも潔い。
しかしなぁ、
あれじゃヒロインの子が可哀想すぎるだろ。
若者には十分受け入れられる要素てんこ盛りだけど、
この年齢になるとどうにも最初から設定ありきで、
膵臓を食べたいという刺激的なタイトルといい、
売れ線を相当意識した作りに思えてならない。
末期の膵臓病の患者がスイーツバイキングや焼肉腹一杯食べられるのか?
みたいなツッコミはファンタジーだからあえて問わない。
体的に嫌味はなく、
特にヒロインの浜辺美波という若い女優さんが良かった。
僕が高校生ぐらいで見たら号泣間違いなし、
そう思える作品でした。
●金曜日に元町にようやく参ります。よろしくお願いします。
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