「あの鐘を鳴らすのはあなた」
っていう曲が流行ったのは、
小学校の低学年のころだったと思う。
「あなたに会えてよかった」っていう出だしが何とも言えず、
子供ながらにいい歌だと思った。
昨日、
「和田アキ子物語」(だったと思う)をテレビで後ろ半分ぐらいを観た。
その中で、
和田の代表曲を一発作ろうということになって、
当時は売出し中の阿久悠(ちなみに彼のペンネームは悪友をもじったという)
に作詞を依頼する。
レコーディングになって、
和田が阿久に「あなたって誰ですか?」と尋ねる場面があり、
阿久は「これまで会ったすべての人だ」と答える。
実話なんだという前提だけど、
これってすごいと思った。
普通、
恋人って思う。
ちょっと広げても友達や親兄弟止まりだろう。
「すべての人」ってことは、
自分のことを嫌ったり、
いじめたり、
陥れたり、
なじったり、
無関心だったり、
そういう人も含めた「すべての人」ということだ。
そういう人たちすべてに「会えてよかった」と言える気持ち。
しかも歌詞は「あなたには希望の匂いがする」と続く。
これって究極のプラス思考ではないか。
どんなに苦しくても、
人との出会いがある限り、
道は開かれる。
その先にある「あの鐘を鳴らすのはあなた」
というわけだ。
たぶんドラマの台本のセリフが走り過ぎたのだと思うけど、
こういう風にとらえれば、
一対一の人間関係の歌ではなく、
なんというか、
人生哲学みたいで、
とっても奥深く思え、
ますますこの歌が好きになった。
●ドラマで、売れる前の和田に優しい先輩歌手役で松田聖子が出ていたのには驚いた。いじめに耐える和田に「よく我慢したわね、頑張ってね」とか言っていたけど、聖子がやると「本当は彼女が裏から手を回していじめさせていたのではないか」などとつい、穿ってしまう●8日のライブでお世話になったdr山田さんのご厚意で、武庫之荘のMクアトロのライブに飛び入り2曲歌わせていただいた。とっても気持ち良く歌えた●基本的にこのブログは、記憶に基づいて書いています。重大な間違い以外はどうか見逃してください。
0 件のコメント:
コメントを投稿