2008年6月26日木曜日

咆哮

言葉を話すのは人間だけで、
そのことこそが人間の原点なんだと思うけど、
声は多くの動物が出す。

ジュラシックパーク3では、
何とかっていう恐竜の喉の骨(?)が重要な小道具になっていて、
危機に陥った博士がそれを吹いて難を脱する場面がある。

その音が何とも言えない。
金管楽器じゃなくて、
尺八のもっと太い音というか、
いろんな成分の混じった、
かすれたような音だった。

動物の咆哮って、
人間の声とは違って、
この、
喉というか声帯というか、
その動物固有の生の音なんだと思う。

さて、
ぼくの固有の生の音、
ぼくの咆哮ってどんなものか。
しばらくそれを追求してみたい。


●大友孝彰トリオを聞きにコーナーポケットへ。彼らの演奏は3度目なんだけど「音楽は現場で起きてるんだ」って感じの、生きの良さ。ここは基本的にジャズ喫茶だから、音は返りがほとんどなく、誤魔化しなし。演者のすべてがさらけ出される怖さもある。

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