2008年6月23日月曜日

ジョブズ

アップルの初代マックが発売されたのは、
ぼくが大学2年生だった1984年のこと。
当時バイトで新宿をうろつくことが多くて、
西口の近くに確かショールームがあって、
パソコンのことなんて何にも分からないのに、
ただ格好いいと感じたことを覚えている。

「神の交渉力」(アステ新書)を読むと、
アップル創業者のひとりスティーブ・ジョブズの、
桁はずれの傲慢さに驚かされる。

ジョブズといえば、
iPodの新製品発表などでおなじみの、
あの髭のおっさんである。
学生時代にガレージで始めた事業があっという間にデカくなって、
シリコンバレーサクセスストーリーのはしりのような人だ。

本書は彼を太陽になぞらえる。
ある程度距離を置いていれば光や熱を恵んでくれる存在だけど、
近づきすぎるとあっという間に焼き殺されるということらしい。

とにかく超一流の人材に無理難題をふっかけ、
何が何でも実現させてしまうエネルギーには恐れ入る。
まさに「天才を使い倒す」。
プロデューサーとして傑出してるんだろうな。

憶測だけど、
この人の根底には、
自分は到底及ばぬ才能に対する羨望、
あるいは嫉妬があるのではなかろうか。

ちなみに、
ぼくはウォークマンを使っているけど、
マックやiPodは非常に魅力的だと思う。
一見して斬新で、
明るい未来を連想させるプロモーション、
官能的といえる操作性など、
この会社がone and onlyであることは間違いない。


●明日火曜日はじゃず屋のセッションデー。行ってきます。

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