2017年7月10日月曜日

尊厳

人の尊厳について考えさせられる、

映画2本を観た。




















第2次世界大戦中のドイツで、

ヒトラーを否定するカードを、

ベルリン中に置いて回った夫婦の実話。

夫婦はナチス党員ではなく、

一人息子が戦死したことから、

この危険すぎる総統批判を始める。

防犯カメラなどない時代とはいえ、

2年間で285枚も置いて回れば、

いつかは捕まる。

夫婦はそれも覚悟の上だ。

もう1本はDVDで「92歳のパリジャン」、

という作品を。

ジャケ借りというか、

雰囲気だけで選んだのだけど、

これがまたヘビー級の重さだった。

尊厳死を選んだ実在のフランス人女性の話。

病というわけではなく、

年齢のせいで、

やれないことが増えるのに我慢がならない主人公。

2ヶ月後に死ぬと家族に宣言する。

娘や息子らは大騒ぎになる。

着々と死の準備を整えるおばあちゃん。

なんて言ってて、

ハートウォーミングなラストになるのかな?

と思っていたら、

結局宣言通りになってしまった、、、

え?

最後の最後で実話だと知った。

重い。

重くて考えさせられる作品だった。

にしても、

92歳のパリジャン、

はないだろ!


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