延滞が怖いから、
あえて3枚しか借りなかったのに、
やっぱり延滞した。
しかも2日。
1本観ないまま返す、
という選択肢もあったんだけど、
それも悔しいので観たら、
それが面白かった。
トランボ。
原題と邦題が一緒という最近では珍しいパターン。
これ、
劇場公開時も観ようか迷って、
結局観なかった。
やっぱりタイトルが地味すぎた?
トランボとは、
ローマの休日など、
数多の名作映画の脚本を書いた人だ。
でもこの人、
第二次大戦後、
とても不遇な時期を迫られる。
この人、
共産党員だったんですね。
当時のアメリカ、
特にハリウッドでは多かったらしい。
戦後、
米ソ冷戦になり、
アメリカの共産党員は敵視される。
いわゆる赤狩りが始まった。
トランボは主義を曲げることなく、
故に仕事を奪われ、
偽名で書いた脚本を、
マイナーな製作会社に安値で売る生活を余儀なくされた。
ローマの休日も、
彼は偽名で書き、
映画でもその偽名がクレジットされている。
この映画が良かったのは、
そんな追い詰められたトランボを支える家族の存在だ。
やや狂気じみた感じで仕事をするトランボのせいで、
ギクシャクした時期はあったものの、
妻の献身でなんとか家族は持ちこたえる。
そいう家族の生き様がなかなか良い感じで描かれている。
こういう実話ものはなかなかじんわりした気分にさせる。
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