2017年10月24日火曜日

改憲

今日、

中学高校と同学年だった女性と、

ちょっと話す機会があった。

なんの弾みか今回の選挙の話になり、

憲法9条を含む憲法を変えるかどうか、

という話題になった。

彼女は普通にOLをしていて、

知性も教養もある感じの人なのだが、

彼女、

9条変えないと何かヤバいでしょ、

と言ったのだ。

戦争は嫌だからこそ9条を変えないと。

僕は新鮮な驚きを覚えた。

僕らと全く同年代で、

こんな風に言ってのける人がいるということに。

こりゃ、

憲法改正が発議されたら、

過半数が賛成するだろうなと思った。

例えば、

教育無償化と9条改正をセットで出されたら、

まず間違いなく過半数だろうなと。

戦争をしないために9条を変えるという論理が、

僕には全く理解できないのだが、

そういう風に考える人が、

それも大の大人がいて、

必ずしもそういう人が極端ではない、

そういう風潮に世の中がなっているのだと。

そもそも、

初対面の人を憲法がどうのこうのと話している自分も、

不思議だった。

一方で、

同じ席にいた人は、

憲法は時代に合わせて頻繁に変えるべきだが、

9条は守るべきだと言った。

そういう考え方は確かにある。

憲法を不磨の大典であることには、

正直僕も違和感はある。

しかし、

これまでの改憲論議は常に、

9条を変えることを中心に論じられてきた。

だから、

その人の考えはわかるけど、

納得はできない。

この国は蟻の一穴を許したら、

ダメな国民性だと思うから。

いろんな人がいろんな場で憲法のあり方を考えるのは、

決して悪いことではない。

でも、

新聞もテレビもあまり接しない彼女が、

なんかヤバいでしょ的な感覚で話題に上ることは、

非常に危険だ。

情報がネットに偏る現代、

ヤバいでしょで改憲しては、

それこそヤバいでしょと思った次第。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...