今日、
中学高校と同学年だった女性と、
ちょっと話す機会があった。
なんの弾みか今回の選挙の話になり、
憲法9条を含む憲法を変えるかどうか、
という話題になった。
彼女は普通にOLをしていて、
知性も教養もある感じの人なのだが、
彼女、
9条変えないと何かヤバいでしょ、
と言ったのだ。
戦争は嫌だからこそ9条を変えないと。
僕は新鮮な驚きを覚えた。
僕らと全く同年代で、
こんな風に言ってのける人がいるということに。
こりゃ、
憲法改正が発議されたら、
過半数が賛成するだろうなと思った。
例えば、
教育無償化と9条改正をセットで出されたら、
まず間違いなく過半数だろうなと。
戦争をしないために9条を変えるという論理が、
僕には全く理解できないのだが、
そういう風に考える人が、
それも大の大人がいて、
必ずしもそういう人が極端ではない、
そういう風潮に世の中がなっているのだと。
そもそも、
初対面の人を憲法がどうのこうのと話している自分も、
不思議だった。
一方で、
同じ席にいた人は、
憲法は時代に合わせて頻繁に変えるべきだが、
9条は守るべきだと言った。
そういう考え方は確かにある。
憲法を不磨の大典であることには、
正直僕も違和感はある。
しかし、
これまでの改憲論議は常に、
9条を変えることを中心に論じられてきた。
だから、
その人の考えはわかるけど、
納得はできない。
この国は蟻の一穴を許したら、
ダメな国民性だと思うから。
いろんな人がいろんな場で憲法のあり方を考えるのは、
決して悪いことではない。
でも、
新聞もテレビもあまり接しない彼女が、
なんかヤバいでしょ的な感覚で話題に上ることは、
非常に危険だ。
情報がネットに偏る現代、
ヤバいでしょで改憲しては、
それこそヤバいでしょと思った次第。
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