うちの会社の契約社員の多くは、
結構変わった経歴の人が多い。
具体的には書けないけど、
少なくとも僕なんかより、
あらゆる意味ですごい人が多い。
しかしながら、
給料という点では正社員に比べるべくもない。
今日たまたま、
そのうちの一人とじっくり話をしたのだけれど、
彼らの中には、
その道を突き詰めれば、
絶対に日本てもトップクラスになれただろうに、
なぜか諦めてしまった人もいる。
現代はキャリアアップ、
ステップアップの時代というが、
せっかく8合目ぐらいまで登りながら、
頂上を見ずに別の山に登ることを繰り返していると、
キャリアアップどころか、
諦め症候群というか、
何者にもなれずにきずいたら30歳台、
みたいなことになる危険がある。
にもかかわらず、
本人はまだ一発逆転がありうると、
心のどこかで思っている。
僕は今の会社が僕にとってベストの環境下どうか、
知るべくもないけれど、
とにかく諦めず30年近く踏みとどまった。
給料という観点だけに立てば、
諦めなかった僕が正解だったと言えるかもしれない。
一方で、
この道は違う、
あの道も違うと、
流れ流れて我が社にやってきた彼らには、
僕なんかにはない魅力がギュッと詰まっていることも確かだ。
どちらが良い人生かなんて、
誰にもわからない。
ただ彼らが、
あと20年ほどしてから、
自分の人生を後悔しないこと、
それだけを願う。
0 件のコメント:
コメントを投稿