2017年10月27日金曜日

叔父

母方の叔父が亡くなった。

長年にわたって体が弱り、

最後は家族に見守られ逝った。

父方には叔父がいないので、

僕にとっての叔父はこれでいなくなった。

典型的な農家のおじさんで、

ちょっと無鉄砲なところが、

僕は好きだった。

忘れられないのは、

ある日突然、

南極に行ったことだ。

この人面白いなと思った。

だが、

晩年、

ちょっと銀行とトラブルを起こし、

そこから僕に再三、

協力を求められ、

それは門外漢だからと及び腰になってから、

徐々に疎遠になった。

でも基本的に好きな人がらだった。

僕のことを色々気にかけてくれ、

大したもんだといつも言ってくれた。

一番近しい叔父だったと言ってもいい。

一番寂しのは母だ。

母は三人兄弟で、

ついに一人ぼっちになった、

親も兄弟もいなくなった。

自らの高齢もあり、

寂しさは想像を絶する。

何より心配なのは、

次は自分だと弱気になることだ。

家のことを完璧にこなし、

しかしこれといった趣味はなく、

ただ健康にだけは人一倍気遣う人だ。

それもこれも、

僕らに迷惑をかけずあの世に行くことを理想としているからだ。

一方で死ぬのは寂しいと漏らす。

揺れる心境は当然のことだ。

僕にできることは、

母孝行しかないな。

気持ちを盛り立てていきたい。

まずは当面、

見守り支えることだ。

死が相次ぐ。

僕も嫌でも考える。

普通にいきていても、

なんやかんや自体は動く。

一歩引いて、

自分の死に様を考える機会だ。

とにかくご冥福を祈る。

●金曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。

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