母方の叔父が亡くなった。
長年にわたって体が弱り、
最後は家族に見守られ逝った。
父方には叔父がいないので、
僕にとっての叔父はこれでいなくなった。
典型的な農家のおじさんで、
ちょっと無鉄砲なところが、
僕は好きだった。
忘れられないのは、
ある日突然、
南極に行ったことだ。
この人面白いなと思った。
だが、
晩年、
ちょっと銀行とトラブルを起こし、
そこから僕に再三、
協力を求められ、
それは門外漢だからと及び腰になってから、
徐々に疎遠になった。
でも基本的に好きな人がらだった。
僕のことを色々気にかけてくれ、
大したもんだといつも言ってくれた。
一番近しい叔父だったと言ってもいい。
一番寂しのは母だ。
母は三人兄弟で、
ついに一人ぼっちになった、
親も兄弟もいなくなった。
自らの高齢もあり、
寂しさは想像を絶する。
何より心配なのは、
次は自分だと弱気になることだ。
家のことを完璧にこなし、
しかしこれといった趣味はなく、
ただ健康にだけは人一倍気遣う人だ。
それもこれも、
僕らに迷惑をかけずあの世に行くことを理想としているからだ。
一方で死ぬのは寂しいと漏らす。
揺れる心境は当然のことだ。
僕にできることは、
母孝行しかないな。
気持ちを盛り立てていきたい。
まずは当面、
見守り支えることだ。
死が相次ぐ。
僕も嫌でも考える。
普通にいきていても、
なんやかんや自体は動く。
一歩引いて、
自分の死に様を考える機会だ。
とにかくご冥福を祈る。
●金曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。
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