2017年10月2日月曜日

腎臓

Nスペの大型企画、

「人体」が面白い。

第1回目は腎臓を取り上げた。

この企画の大きなコンセプトは、

脳がすべての人体活動を司っているのではなく、

臓器同士が互いに直接、

情報のやり取りをしているという、

最新の知見がある。

腎臓は単に尿を作っているだけではなく、

血液内の様々な物質の量をコントロールしていて、

その仕組みは驚くほど精緻であるそうだ。

その為に腎臓は、

身体中のあらゆる臓器と情報をやり取りして、

司令塔のような役割を果たしているという。

一番面白かったのは、

腎臓が弱ると他の臓器もおかしくなって、

ついには死に至るというところ。

いわゆる多臓器不全による死は、

腎臓をきっかけにしているのではないか、

だから、

他の臓器が悪くても、

常に腎臓の調子を監視して、

腎臓が悪くなれば、

他の治療を中断してでも、

腎臓を回復させるべきだという考えが、

広まりつつあるのだという。

きわめつけは、

腎臓は血中のリンの量を管理していて、

その濃度が寿命に関係しているということ。

だから、

長生きしたけりゃ腎臓を大切にすべきらしい。

僕は子供の頃に腎臓の大病をしている。

こりゃあんまり長生きはできないなと、

改めて思った次第。


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