小室哲哉が引退と聞い驚き、
会見の内容を知って悲しくなった。
脱税で有罪判決を受け、
妻の看病で追い詰められて、
それでもようやく最近、
テレビに出るようになった。
その矢先の文春砲の不倫報道。
もう、
何もかも力が尽きたんだと推測する。
ほとほと参った。
その不倫の記事もかなり怪しい。
何せ男性機能がなくなっていたと本人は言う。
まぁ精神的な不倫というのもあるかもしれないけど、
妻の状況を考えると、
親身に何もかも話せる女性は、
どうしても必要だったのではないか?
それを不倫とひとくくりにして、
音楽家人生を終わらせてしまった。
表舞台に出るものは叩かれる。
それは宿命かもしれない。
小室氏はピアノも独学。
90年代は時代の寵児ともてはやされたけど、
どこか自分の音楽に自信が持てなかった印象がある。
世間では大ヒットして、
その曲で思い出を作り癒された人も大勢いるだろう。
そういうことが全て彼には重荷だったのかもしれない。
猛烈に売れたけど、
自分も言っていたけど、
坂本龍一みたいな芸術家としては認知されず、
それがコンプレックスだったみたいだ、
彼の中では何もかも中途半端で、
周囲の期待に応えるべく必死で九十年代を駆け抜けたけど、
それは彼には虚しい成功だったのかもしれない。
時代を動かしていると思われていた人が、
時代に動かされていただけかもしれない。
色々考えて、
今日の会見はかなり真摯に対応していたと思う。
もう表舞台はこりごり。
ここで去らないと自分は崩壊する。
そんな気持ちだったのかもしれない。
これが薬物とかなら弁解の余地はないのだろうけど、
小室氏の言葉を信じるなら、
僕はかなり同情できる。
なんともやりきれない引退発表だった。
彼の置かれていた状況、
彼の精神状態を考えた時、
今回ばかりは文春砲はやりすぎた。
0 件のコメント:
コメントを投稿