僕らが育った時代は、
良い大学を卒業して良い会社に入り、
一生を勤め上げて、
その間に結婚して子供を産み、
マイホームを建てて育て上げる。
それが人生の成功であり幸せだと信じ込まされていた。
それはある意味、
戦時中に1億総玉砕の思想に日本中がとらわれていたのと大差ない。
対して今の若い人はどうだろう。
もしろん、
さっき言ったような価値観の人もいるだろうけど、
全然違って、
とにかく自分のやりたいことをやる。
金は二の次、
ダメならまた別のことを考える。
これまで社会の王道だった考えにとらわれない、
自由な発想の人が増えてきている。
それは素晴らしいことだ。
未来を作るのは常に若者だ。
そして彼らを潰すのが大人だ。
今の社会の既得権者だ。
そうして今の日本は形作られた。
でもインターネットが全てを変えた。
若者は僕らと全然違う次元で世の中を捉え、
今の枠組みと違うところで、
新たな社会の仕組みを考え、
実践している。
そういう人が増えた。
伝統工芸の道に進む人。
全く新しいビジネスを起業する人。
それぞれが軽やかに自分の進む道を歩む。
彼らのモチベーションの大きなものは、
とにかく楽しいかどうかのように感じる。
大企業に入っても楽しくなければ躊躇なくやめる。
これまでの仕組みにとらわれず、
とにかくチャレンジする。
U21というNHKの番組が好きだ。
本当に様々な分野で、
僕らみたいな頭の錆びついた人間には信じられないようなことに、
生きがいを見つけて取り組む。
眩しい。
彼らを見ていると未来は明るいと思ってしまう。
もう僕らが日本の将来がどうとか言ってても仕方がない。
彼らに任せておけば、
なんとなく大丈夫なような気がする。
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