2018年1月31日水曜日

若者

僕らが育った時代は、

良い大学を卒業して良い会社に入り、

一生を勤め上げて、

その間に結婚して子供を産み、

マイホームを建てて育て上げる。

それが人生の成功であり幸せだと信じ込まされていた。

それはある意味、

戦時中に1億総玉砕の思想に日本中がとらわれていたのと大差ない。

対して今の若い人はどうだろう。

もしろん、

さっき言ったような価値観の人もいるだろうけど、

全然違って、

とにかく自分のやりたいことをやる。

金は二の次、

ダメならまた別のことを考える。

これまで社会の王道だった考えにとらわれない、

自由な発想の人が増えてきている。

それは素晴らしいことだ。

未来を作るのは常に若者だ。

そして彼らを潰すのが大人だ。

今の社会の既得権者だ。

そうして今の日本は形作られた。

でもインターネットが全てを変えた。

若者は僕らと全然違う次元で世の中を捉え、

今の枠組みと違うところで、

新たな社会の仕組みを考え、

実践している。

そういう人が増えた。

伝統工芸の道に進む人。

全く新しいビジネスを起業する人。

それぞれが軽やかに自分の進む道を歩む。

彼らのモチベーションの大きなものは、

とにかく楽しいかどうかのように感じる。

大企業に入っても楽しくなければ躊躇なくやめる。

これまでの仕組みにとらわれず、

とにかくチャレンジする。

U21というNHKの番組が好きだ。

本当に様々な分野で、

僕らみたいな頭の錆びついた人間には信じられないようなことに、

生きがいを見つけて取り組む。

眩しい。

彼らを見ていると未来は明るいと思ってしまう。

もう僕らが日本の将来がどうとか言ってても仕方がない。

彼らに任せておけば、

なんとなく大丈夫なような気がする。

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