まい正月休み最終日。
締めは映画。
永遠の0
原作は読んでいて、
別段見る気はなかったんだけど、
映画だけを見た姉が、
感動した〜
みたいなメールをくれたので、
どんなもんかと。
小説に忠実に作られていると思ったけど、
たぶん、
小説読んでから観た方が、
細部の事情はより分かるだろう。
ただ、
小説より分かりやすかったのは、
零戦による空中戦の様子。
あの3次元での鬼ごっこというか、
360度に神経を研ぎすませながらの戦闘は、
映画でないとなかなか表現しにくいな。
それは収穫。
ひとつ気になったのは、
最後の方のセリフで、
当時はみんなそれぞれ苦労があって、
でもそれを押し殺して生きて来た、
みたいな内容の部分。
実際そうなんだと思う。
今だってそうだ。
誰しも苦労して生きている。
自分だけが不幸でも辛いのでもない。
でもね、
なんか今どきそれを言われると、
どうしても震災や原発の被災者に思いがいってしまう。
戦争もそうだけど、
悪い国の責任はきっちり追及しなきゃ。
我慢は必ずしも美徳ではない。
みんな大変だからと、
そこを黙ってしまうのは違う。
昨年は零戦についていくつか映画やテレビ番組を見て、
理解は深まった。
零戦という、
世界に冠たる戦闘機を作り上げる能力と、
無謀な戦争にひた走った愚かさと。
日本人のそうした二面性は、
何も変らず、
ずっと続いている。