蛯名健一だった。
コレで一躍全米で有名になった人。
すごいよね。
でも、
と思っていたら、
彼自身が一番よく分かっていた。
自分は海苔弁当だと。
ダンサーとしては二流だと。
それでも、
いかに見せるかに徹すれば、
アメリカで一番にだってなれる。
それを彼は証明した。
そんな彼が一番強く反発したのが、
こんな質問をされた時だ。
ダンスの本場で活躍するのは大変では?
これに対して彼はこう言った。
それが古いステレオタイプな劣等感だ。
アメリカは確かにショービジネスが盛んだ。
だからこそ楽なんです。
彼が言いたいのは、
たぶんこういうことだ。
アメリカ人ダンサーだって、
上手いのもいればド下手もいる。
ステージに上がれる機会は、
日本より圧倒的に多いのだから、
食べていく分には、
アメリカの方がやりやすいと。
富士山とエベレストの違いみたいなもんだと思う。
頂は圧倒的にエベレストの方が高い。
でも、
裾野だってエベレストの方が圧倒的に広い。
ま、
それもこれも、
彼が「成功者」だからと言う人もいるだろう。
でも、
彼の言葉はたぶん丸ごと信じた方がいい。
本場だからこそ楽。
なんか気分が楽になる言葉だ。
そして彼とは全く違う分野だけど、
もう一人、
本場で挑戦し続けている男が、
まさにこれから、
新たなステージに臨もうとしている。
ACミラン本田だ。
さて、
テレビ観戦観戦と。