2014年1月30日木曜日

看板

旅の最後に泊まるのは、
ラスベガスでも古い部類に入る、
サーカスサーカス。


実はこれと似た写真が我が家にある。

30年前、
貧乏旅行をしたぼくが撮った。

あの頃、
この看板はベガスを象徴してた。

でも今や新しく綺麗な新参ホテルが、
さんぜんと輝く。

シルクドソレイユをやっている、
MGMに入って驚いた。

ザッツゴージャス!

ラスベガスが面白いのは、
そんな金ピカの中に、
ヨレヨレの格好の日本人がいても、
全然オッケーなろころか?

シルクドソレイユからの帰りのタクシーの運転手に、
30年ぶりのベガス再訪だと伝えた。

すると運転手。

あんた、
ベガス好きかい?
俺はここで36年運転手してるんだ。
もちろん今も好きだけど、
80年代や90年代の方が、
人情味があってよかったぜ。

わかるよ運ちゃん。

お休み。

そう言ってぼくは20ドル札を渡し、
釣りはいらねぇよとばかりに、
さっさと車を降りた。

いい旅の締めくくりだと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...