今日は姉一家がやってきて、
南米旅行の壮行会となった。
生ものは食べるな。
危険な場所に行くな。
姉や母の言うことは、
ありきたりの、
でも、
当然の心配の言葉オンパレード。
二人の姪は、
ひたすら「いいなぁ」
どっちかというと、
うらやましがられる方が嬉しい。
でも、
ぼくが逆の立場だったら、
とにかく元気で帰ってこい、
と言うだろう。
若い姪には是非、
世界一周でもしてもらいたいのだけれど、
社会人となった今となっては、
もはや金はあっても時間はない状態。
本当は、
時間はあるけど金がない学生の時に、
「行きたい。でも金がない」と言ってくれてれば、
いつでも資金援助する気持ちでいた。
でも、
そのころの姪らは、
部活動に忙しく、
とても世界一周などと、
悠長なことを考える余裕はなかった。
だから、
というわけではないけれど、
おじさん奮起したわけだ。
考えてみれば、
若い人に夢を託すのは、
まだ早いのかもしれない。
まだまだ自分で夢をかなえなきゃ。
いずれ退職するかクビになるか、
とにかく会社を去ったあかつきには、
今度こそ本当に自分で世界一周してやろう。
それにはまず、
このささやかな南米旅行を無事に終え、
周囲からの信頼を得なければならない。
その点でも、
学生時代のアメリカ一周は役に立っている。
あれが出来たんだから。
姉でさえ、
いまだにそう言ってくれる。
その信頼にも応えなければならない。
それはそうと。
明日から15日間の慰労休が始まるのだが、
会社の人間は結局最後まで、
この休暇をどう過ごすのか、
誰一人きいてこなかった。
海外渡航は報告義務があるので、
自主的に上司に伝えただけ。
だれも僕はこのような旅に出るとは、
想像だにしていないのだろう。
あるいは、
まったく関心がないか。
あるいは、
アイツまとめて15連休とか、
マジふざけてるし、
と思われてるか。
どうでもいいけど。