2015年1月18日日曜日

躍進

錦織の躍進を分析したNHKの特番を見た。

錦織に足りなかったのは自信。

文字通り自分を信じることができてなかった。

そんな彼に転機をもたらしたのが、
マイケル・チャン。

たった1年で錦織を劇的に変えた。

チャンは錦織に厳しいトレーニングを貸す一方、
繰り返し繰り返しメンタル強化を計る。

チャンと錦織が最初に出会ったのは、
東日本大震災後のチャリティーマッチだったという。

その時、
錦織はフェデラーを尊敬していると繰り返し語ったという。

チャンは、
それは「プロ選手としてあるまじき態度だ」と思ったという。

尊敬している選手に勝てるわけがない。

なるほど。

錦織は前に言ってたな。
チャンは軽く洗脳してくると。

そして全米オープンの快進撃。

そこであの一言が出る。

「勝てない相手も、もういない」

この言葉、
ぼくも当時すごい印象的だった。

錦織に自信を与えたのはチャンというより、
錦織自身が苦しい試合を勝つ過程で自らつかんだ。

それを支えたのがチャン。

チャンは言う。

「コートでは一人きり。テニスは人生そのものだ」

「勝った時には謙虚さを、
負けた時には潔さを学べばいいのです」

全豪のあおりとしてよくできた番組だった。

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