下の姪が結婚した。
これで、
僕が結婚式に出ることは、
死ぬまで多分ない。
感慨深いな。
2016年式の最新披露宴は、
上の姪の時より映像化がさらに進み、
親戚のおじさんが演歌を祝い船を歌うことも、
親友が涙ながらに祝辞を述べることもなく、
友人らがパソコンを駆使した映像を、
鑑賞するといった趣が強まった。
入場やケーキカットや、
健在のイベントの間に、
そういった作品が巨大スクリーンに映し出され、
僕らは食事を味わいつつ、
よくできたそれらの作品を見る。
2時間なんてあっという間だ。
とてもテンポよく、
時間が過ぎていく。
一方で、
同じテーブルの人間同士が会話する時間は、
昭和より減ったかもしれない。
前にも書いたけど、
ライブ感覚。
あ、
いや、
半分ライブ、
半分映画かな?
酒に酔い潰れる人もいなければ、
余計なヤジもない。
もちろん禁煙。
クリーンで明るくて、
ひたすら綺麗。
こうやって進化していくんだなぁと。
昔は良かった、
とは言いたくないが、
昔も良かったぐらいは、
ちょっと言いたい気分でもあった。
僕的には、
姪が美しく、
幸せな笑顔でいてくれるのが一番いい。
大叔父は心の中で祝福を唱える。
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