2016年2月21日日曜日

祝福

下の姪が結婚した。

これで、
僕が結婚式に出ることは、
死ぬまで多分ない。

感慨深いな。

2016年式の最新披露宴は、
上の姪の時より映像化がさらに進み、

親戚のおじさんが演歌を祝い船を歌うことも、
親友が涙ながらに祝辞を述べることもなく、

友人らがパソコンを駆使した映像を、
鑑賞するといった趣が強まった。

入場やケーキカットや、
健在のイベントの間に、

そういった作品が巨大スクリーンに映し出され、
僕らは食事を味わいつつ、

よくできたそれらの作品を見る。

2時間なんてあっという間だ。

とてもテンポよく、
時間が過ぎていく。

一方で、
同じテーブルの人間同士が会話する時間は、
昭和より減ったかもしれない。

前にも書いたけど、
ライブ感覚。

あ、
いや、
半分ライブ、
半分映画かな?

酒に酔い潰れる人もいなければ、
余計なヤジもない。

もちろん禁煙。

クリーンで明るくて、
ひたすら綺麗。

こうやって進化していくんだなぁと。

昔は良かった、

とは言いたくないが、

昔も良かったぐらいは、
ちょっと言いたい気分でもあった。

僕的には、
姪が美しく、
幸せな笑顔でいてくれるのが一番いい。

大叔父は心の中で祝福を唱える。


0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...