盟友・パティさんのライブを見に、
武庫之荘のMクアトロに行った。
何年ぶりだろう。
ママさんの具合が良くないと、
随分前に聞いていたが、
なんと3年前にお亡くなりになっていた。
あんなにお世話になったのに。
どれだけ不義理なことをしたのか。
お店は息子さんが脱サラして継がれ、
雰囲気はそのまま続けられていた。
店に座っているだけで、
かつての様々な思い出が蘇る。
改めて、
この店のライブは音がいいなと思った。
いや、
年月を重ね、
ジャズの音が店に染み込んで、
音に豊かさを与えているように思えた。
店全体がスピーカーのようなものだ。
ステレオでは味わえない生音。
本当にいいお店に成長していた。
パティさんは僕が怠けている間にも、
地道にライブを重ねていて、
歌への情感の込め方が何段階も上がったように感じた。
やはり継続は力だ。
僕は歌うつもりは99パーセントなかったのだけど、
ママさんへのお礼の意味も込めて、
1曲歌わせて頂いた。
なんの準備もしておらず、
そもそもセッションにすら何年も行っていない。
ぶっつけで歌った。
声が震えた。
散々な出来だった。
ママに怒られそうだ。
久しぶりに走って、
こんなに体がなまっていたかと感じる、
そんな感じかもしれない。
歌い終え、
しばらく足の震えが止まらなかった。
でも、
図らずも訪れた機会は、
僕のスイッチを入れてくれた気がする。
セッション通い、
また再開しよう。
一から出直そう。
そんな気分にさせられた。
またママに、
そしてパティさんに助けられた。
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