2018年2月15日木曜日

勝利

悔しい銀が続く日本勢。

メダルを獲ることはすごいことなんだけど、

こうなってくると、

金と銀を分けるものについて考えざるを得ない。

日本選手はとてつもない努力をして、

W杯でも好成績を収め、

金の筆頭に挙げられていた。

もはや昔のように、

外国人に引けをとるということもない。

なのにこの大舞台で金を取れない。

日本選手は自分の実力を出し尽くせば結果はついてくる、

という言い方をよくする。

平常心を保つという意味では正しい考え方なのだろう。

でもそこには、

相手に勝つという闘争心が足りないような気もする。

外国人選手は何が何でも相手を倒す気概がすごい。

テレビでもそれが伝わってくる。

象徴的だったのはスノボハーフパイプのホワイトだ。

平野は1440✖️2を成功すれば金みたいに言われていたし、

それは常識的な考えだったのかもしれない。

でもホワイトは最後の最後で初の1440✖️2を決めて、

さらに他の高難度技を決めて逆転した。

もし彼が転倒していたら平野は金だったはず。

ホワイトの闘争心はすごかったし、

だからこそ最後に一か八かに賭けて勝った。

日本人が金を取るにはあと一つ、

あのホワイトのような闘争心が必要ではないか。

100%の力を発揮するだけでは金は難しい。

120%の火事場の馬鹿力が加わればなと思った。

銀も銅も素晴らしい。

でも勝負の世界で、

日本選手はまだ誰も本当の意味で誰一人勝ってはいない。

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