2016年4月30日土曜日

帰還

母が帰還して家は息を吹き返した。

僕はできるだけ汚さないようにはできたけど、

やはりこのひと月、
徐々に荒廃して行っていた。

物には埃がたまり、
落ち葉が庭に舞い、
水垢が侵食し出した。

母が帰ってたった1日で、
我が家は空気が変わった。

すべての物が生き生きし出した。

不可欠のものが戻った。

帰ってくるや否や、
セコセコと蟻のごとく、
この家の問題箇所を見つけ出し、

そそくさと修復し、
あっという間に元の輝きを取り戻した。

手術を経てパワーアップしたようだ。

やはりこの家はあの人のものだ。


2016年4月29日金曜日

適性

友人と食事していて、
思わず口走った。

だいたい管理されるのが大っ嫌いな俺に、
管理職が務まるわけないやろ!

そうなのだ。

こんな簡単なことに今更気づいた。

一般に組織の管理職は、
被管理職より偉いとされ、
給与も高い。

しかし考えてみれば、
それはなぜなんだろう?

雇用者を管理するという能力が高いということは、

優れた商品を作る雇用者より偉いのだろうか?

どちらが偉いというより、
これは適性の問題ではなかろうか?

ところが、
極端な場合、
優れた商品を作れないけど、
そこそこ社歴が長いという理由で、
自動的に管理職になる者がいる。

仕方なく管理職という矛盾だ。

いや、
それはもういい。

言いたいことは冒頭に言った。

管理職の適性は、
管理されることに平気な人であり、

組織という者は一般に、
管理されたがる人が偉くなっていく、

そういうシステムなのだ。

2016年4月28日木曜日

不在

一緒に暮している人がいないのは、

やはり寂しいもんだ。

たとえそれが母であったとしても。

ただ幸いだったのは、
普段ほぼすれ違いの生活をしてきたおかげで、

不在を強く感じる場面はさほど多くはなかった。

宅配便の受け取りには多少手間取ったが、
まぁなんとなく忙しくしているうちに、
一月ぐらいはすぐに過ぎた。

すれ違いの意外な効用だった。

ただ、
日々、
少しずつ、
家が汚れて行っただけだ。

もちろん、
汚さないように最大限の注意は払った。

動線をミニマムにして、
使う食器、
下着、
服も最低限に抑えた。

風呂も一応毎日軽く掃除して、
ゴミは大脱走作戦で溜めないように留意した。

意外だったのは洗濯機だった。

ほぼ毎日、
全自動で乾燥まで行っていたら、
洗濯機内部に、
乾燥の時に出る埃がものすごい溜まってしまった。

すみの方にまで入り込んでいて、
あれは現状復帰させるのは難しい。

一番の盲点だった。

とはいえ、
家をできるだけ汚さず守るという、
ミッションは一応合格したと自己採点している。

明日、
検査官が帰ってくる。

2016年4月27日水曜日

重複

火曜夜のドラマ、

重版出来と僕のヤバイ妻

はどちらも非常に面白い。

タイプは全く違うけど、
完全にはまった。

重版出来は、
出版社の漫画部門に配属された、
元柔道日本代表候補の女性が主人公。

黒木華が演じている。

彼女がとてもいい。

加えて脇役が抜群。

本物の漫画家に架空の作品を描かせるなど、
非常に手が込んでいる。

ヤバイ妻は、
ゴーンガールと云うアメリカ映画の、
完全なパクリなんだけど、

演出がうまくて、
こちらも目が離せない。

火の粉もそうだし、

今シーズンはドラマにどっぷり。

2016年4月26日火曜日

鼓動

プチ一人暮らしがもう終わる。

あっという間のひと月やったな。

なんか最近、
ドキドキする事をしたくてね。

例えば、
舞台に上がる前の緊張感みたいなもの、
あんまりないでしょ。

日常生活で。

だから、
あえてやってみるわけ。

迷所探訪もその一環。

入る前までの、
なんとも言えないドキドキが味わいたかった。

スカイダイビングもパラグライダーもそう。

一番スリリングなのは、
いまだに仕事ですが。

新たなるドキドキネタを探し中。

2016年4月25日月曜日

復讐

本日のレイトショー






















レオさま悲願のオスカー受賞。

これね、
意外に良かった。

ストーリーはアメリカ開拓時代の、
息子を殺された父の復讐物語で単純なんだけど、

自然の描き方がすごい。

クマに襲われるシーンなんか、
一体どうやって撮影したんだろ?

って感じのど迫力。

何より、

音がいい。

大自然の音がうわーっと迫ってきて、

これは映画館で体験するしかないレベル。

かなりな暴力描写もあるけど、

映画館へレッツゴーって言いたい。

しかし、
今日の映画館、

3席ぐらい離れた場所のおばちゃん二人組みが、

上映中もペチャクチャしゃべるしゃべる。

今時珍しいよな。

最初はかなりイラっときたけど、
途中から映画に引き込まれて気にならなくなった。

結果的におばちゃんの好き放題させてしまったことは、
ちと悔しいけど。

チューことで、

上映中は静かに観ましょうね。

2016年4月24日日曜日

改造

せっかく減らした体重を、
わざわざ増やすのは、
ちょっともったいない気もするけど。

これも肉体改造のためよ。

目標は60キロで体脂肪率11パーセント。

ざっと4キロ増だ。

ただ増やすだけなら甘いものをバカ食いすればいい。

でも、
体脂肪率の制限があるのでそうもいかない。

でも本当のところ、
この目標を達成するためには、
一度、
63キロぐらいまで増やして、
そっから脂肪だけ落とす必要があるのではないか?

と踏んでいる。

60キロを超えてからの恐怖に耐えられるか。

そこが大事になってくるんだろう。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...