2014年1月30日木曜日

看板

旅の最後に泊まるのは、
ラスベガスでも古い部類に入る、
サーカスサーカス。


実はこれと似た写真が我が家にある。

30年前、
貧乏旅行をしたぼくが撮った。

あの頃、
この看板はベガスを象徴してた。

でも今や新しく綺麗な新参ホテルが、
さんぜんと輝く。

シルクドソレイユをやっている、
MGMに入って驚いた。

ザッツゴージャス!

ラスベガスが面白いのは、
そんな金ピカの中に、
ヨレヨレの格好の日本人がいても、
全然オッケーなろころか?

シルクドソレイユからの帰りのタクシーの運転手に、
30年ぶりのベガス再訪だと伝えた。

すると運転手。

あんた、
ベガス好きかい?
俺はここで36年運転手してるんだ。
もちろん今も好きだけど、
80年代や90年代の方が、
人情味があってよかったぜ。

わかるよ運ちゃん。

お休み。

そう言ってぼくは20ドル札を渡し、
釣りはいらねぇよとばかりに、
さっさと車を降りた。

いい旅の締めくくりだと思った。

劇変

地獄から天国。

は言い過ぎかもしれないけど、
ラスベガスに着いて状況は一変。

リムジンみたいな車が出迎えてくれて、
ホテルへ直行。




車中、
グランドキャニオンを空から見れないか?
と尋ねたら、
日本人担当者が即手配。

夜はショーが観たいとリクエストすると、
当日券を半額で買えるブースに案内してくれ、
シルクドソレイユを即ゲット。


悪夢のようだった昨夜の怒りをまだ残していたのに、
ほんの1時間ですべては解決した。

機中

イマドキ飛行機の中でもネットできるんだね。

ビックリしたからアップ。

そしてあと1時間でラスベガス。

いいこと思いついた!

2014年1月29日水曜日

勝負

波乱の一夜を経て、
マイアミ空港なう。30分でラスベガス行き飛行機に乗れる。

今はスタバで待機中。

さすがネットはサクサク。

有料だけど。

流れる音楽も言葉も、
アメリカやねぇ〜

しっかしアメリカは楽しいけど厳しい。

例えば機内持ち込み手荷物も、
ほかの空港ではカウントされなかったウエストポーチも一個にカウントされる。

入国審査も異常に厳しい。

すべては911の影響か。

波乱

アンビリーバボーな最後の大アクシデント!

アメリカに入国したものの、
飛行機の故障などが重なって、
マイアミで足止めをくらってしまった。

これでグランドキャニオン行きはなし。

悔しくてたまらないけど、
代替に飛行機会社が用意してくれた部屋が、
さすがアメリカンなので赦す。



しかないよな〜

明日は朝イチでベガスに行って、
こうなったらカジノ&ショーでも楽しもう。

2014年1月28日火曜日

本場

思いがけず聞けた、
生コンドルは飛んで行く


本場のケーナ、
良かったわ〜

素敵なダンスも。



これでボリビアともお別れ。

最終アメリカ編へ!


2014年1月26日日曜日

悪路

ウユニ遠いわ。

マジで。

ボリビアのラパスを車で出発したのが朝8時で、
着いたのが夜8時。

延々12時間。
四駆を飛ばしてこれ。

途中から舗装もなく、
雨で水たまりだらけ。



ここがウユニ塩湖か?

と言いたくなった。

全ては明日のお天気次第。

こういう時に、
日ごろの行いが反映されてしまうような...

かなり不利なかけだけど、
一応晴れにかけておく。

途中で一瞬太陽が顔をのぞかせ、
キレイな虹!




2014年1月24日金曜日

待機

ただいまクスコ空港でリマ行き飛行機待機中。
ここはタダでWi-Fi使える!

ワイナピチュ続き。


この方が激しさわかるかな?


これは頂上から先へ続くインカ道。

写真ではわかりにくいけど怖すぎ。

こういう場所って登るのはしんどい
く、
降りるのは怖い。

手すりもなしに、
急で濡れた石階段を降りる怖さ。

にしても、
いつも思うけど、
こういう場所を行き交ってた人は凄い。

でも、
こんな道を切り開いた人は、
ケタ違い。

それはそうと、
筋肉痛が...f^_^;


絶景

ワイナピチュ山に登ってみた。

また土砂崩れがあったようで、
バスを2時間待たされたものの、
何とか再びマチュピチュ。

そこから1時間。

ワイヤーを握りしめ、
転落死だけはすまいと必死だったよ。


普段のナイキスニーカーに、
ジーンズ、
シャツではかなり場違い。

でも。


ヤバイ絶景でした!

追記。

夜はクスコに戻ってきて、
ついに「一人でタクシー」デビュー。

ホテルが町外れにあるので、
中心部のペルー料理店へ。

今回の旅で一番のご馳走です。

アルパカのステーキ。



美味しくて完食でした。

じゃ。

あすからはボリビア編!



2014年1月23日木曜日

天空

雷鳴轟くクスコを出発したのが、
早朝3時!

時差ぼけもなんも関係ない強行日程で、
オリャタンタイボという駅まで、
車で約2時間。

寒いし雨は冷たいし。

どないなんねんな。

と思いながら乗車した列車で、
初めて日本人と会話した。

旅慣れている団塊の世代の2人で、
いろいろお話を聞かせていただいているうちに、
あっという間にマチュピチュ。

着いちゃったよ。

日本人と話して元気になったのはよかったけど、
列車の中でする予定だったマチュピチュの勉強が、
全くできないまま天空都市を回った。

試験の前夜に一夜漬けしようと思いながら、
つい寝てしまった感じ。

英語ガイドについていけるわけもなく。

もう一回あす行くので、
リベンジします。

日本でも話題だった道路の土砂崩れ。


九十九折の一カ所が巨石で完全に遮断されていた。復旧はサッパリな感じ。

でも、
バスはこの箇所の直前まで来て、
ぼくらは一度バスを降りて、
九十九折をショートカット。
一段上にいるバスに乗り換えるという荒技を使った。

今はマチュピチュ村のカフェでインカコーラ飲みながらブログ更新。
やっと落ち着いてきた気がする。


こんな辺鄙な村でもWi-Fi大丈夫とは。

マチュピチュ報告はまた改めて。


2014年1月22日水曜日

帝国

なんてったって3000メートルだから。

クスコ。

早朝リマからひとっ飛び。

ちょっとホテル休憩して、
インカの遺跡巡り。

剃刀も入らない。

子どものころから飽きるほど聞かされてきた石の驚異。

この目で見るなんて。

スペインが攻め込んでめちゃくちゃにしなければ、
どんなに見事な帝国だったことだろう。



明日からはマチュピチュ編です。

展開はやすぎ!

2014年1月21日火曜日

到着

遠いぜ。

一日半かけて地球を回って、
やっと未明のリマのホテル。

で、
6:30出発って、
なかなかハード。

ちょっと仮眠します。


順番が逆だけど、
上がホテルの中。

下が外観。

ペースつかむのに、
ちょっと戸惑いそうです。

2014年1月20日月曜日

気分

さぁ旅だ。

準備はまぁ整った。

と思う。

足りないものがあれば、
その時に気づくだけだ。

にしても、
よくも南米旅行なんて、
申し込んだもんだと思う。

今のぼくだったら、
絶対に申し込んでない。

あのころ、
慰労休暇を取れとれと、
やかましく言われていた時の、
あの勢いだったから、
できたんだと思う。

今の気分なら、
せいぜい、
ミラノに行って本田の試合を見るツアーに、
申し込むぐらいだろう。

そういう意味で、
今のぼくは、
去年のぼくにせっつかれて旅に出る。

だから、
ウキウキワクワクなんて感じじゃない。

知らないところに行って、
ウキウキワクワクさせて欲しい。

ウキウキワクワクを求めて。

停滞しきった心に喝を入れてくれる、
そんな旅になって欲しいと願ってる。

旅行中もブログは更新するけど、
現地のWiFi環境にもよるので、
突然2日分がアップされたりするかも。

どうぞご心配なく。

ちょっと南米へ行ってきます。

2014年1月19日日曜日

壮行

今日は姉一家がやってきて、
南米旅行の壮行会となった。

生ものは食べるな。

危険な場所に行くな。

姉や母の言うことは、
ありきたりの、
でも、
当然の心配の言葉オンパレード。

二人の姪は、
ひたすら「いいなぁ」

どっちかというと、
うらやましがられる方が嬉しい。

でも、
ぼくが逆の立場だったら、
とにかく元気で帰ってこい、
と言うだろう。

若い姪には是非、
世界一周でもしてもらいたいのだけれど、
社会人となった今となっては、
もはや金はあっても時間はない状態。

本当は、
時間はあるけど金がない学生の時に、
「行きたい。でも金がない」と言ってくれてれば、
いつでも資金援助する気持ちでいた。

でも、
そのころの姪らは、
部活動に忙しく、
とても世界一周などと、
悠長なことを考える余裕はなかった。

だから、
というわけではないけれど、
おじさん奮起したわけだ。

考えてみれば、
若い人に夢を託すのは、
まだ早いのかもしれない。

まだまだ自分で夢をかなえなきゃ。

いずれ退職するかクビになるか、
とにかく会社を去ったあかつきには、
今度こそ本当に自分で世界一周してやろう。

それにはまず、
このささやかな南米旅行を無事に終え、
周囲からの信頼を得なければならない。

その点でも、
学生時代のアメリカ一周は役に立っている。

あれが出来たんだから。

姉でさえ、
いまだにそう言ってくれる。

その信頼にも応えなければならない。

それはそうと。

明日から15日間の慰労休が始まるのだが、
会社の人間は結局最後まで、
この休暇をどう過ごすのか、
誰一人きいてこなかった。

海外渡航は報告義務があるので、
自主的に上司に伝えただけ。

だれも僕はこのような旅に出るとは、
想像だにしていないのだろう。

あるいは、
まったく関心がないか。

あるいは、
アイツまとめて15連休とか、
マジふざけてるし、
と思われてるか。

どうでもいいけど。

2014年1月18日土曜日

訓練

出勤間際、
最後の一服をしていたら、
携帯が、
これまで聞いたこともない、
ものすごいアラームを鳴らし始めた。

何事かと画面を見ると、
津波警報5メートル!

一瞬ドキッとしたけど、
すぐに「訓練」の文字が見えて、
ひとあんしん。

しっかしマナーモードにしていても、
アレは鳴るわけだから、
もし映画館やクラシックコンサートにいたら、
どんなことになるんだろう?

本当ならともかく、
訓練で一斉に鳴り出したら、
そりゃ大変だわ。

だからマナーモードじゃなく、
電源オフにするのが一番なのだろう。

でもそれだと、
本当の警報も鳴らないわけだし...

どうすりゃいいんですか?

2014年1月17日金曜日

便利

これはテストです。
こんなに簡単に写真が送れる。


正直驚いた。

以上、
まじでテストしたものをそのまま流用。

eye.fiといSDカードをカメラに差し込めば、
撮った写真を、
瞬く間にまいふぉんやまいぱっどに転送してくれる。

これは便利この上ない。

つまり、
まいカメラがiPhoneカメラ化するということ。

カード自身がWiFi電波を発するので、
どんな場所でも使える。
いちいちSDカードを出し入れする必要なし。

これを旅行に使うとすると、
極端な話し、
カメラとまいふぉんだけあれば、
ブログの更新は簡単に出来る。

身軽になるし。

そうしようかなぁ?

言う事日替わり弁当状態。

などと、
荷物のことばかり気にして、
全然勉強してませんスペイン語。

英語通じないんだって。

知ってる?

でも、
あまりあわててない。

それは、
アプリがあるから。

旅行に使われそうな言葉なら、
日本語のフレーズを押すだけで、
ネイティブが発音してくれる。

あ〜ありがたいハイテク。

ハイテクと言えば、
今時、
航空券ってのもないんだね。

予約してあれば極端な話し、
パスポート見せれば乗れちゃうんだって!

そういえば、
前回海外に行ったのは、
もう8年前。

スマホ自体がなかったもんな。

色んなもんが恐ろしく便利になってる。

怖いぐらいだ。

2014年1月16日木曜日

達者

これぞブラック愛菜ちゃん。

新ドラマ「明日、ママがいない」がすごい。

児童養護施設が舞台のこのドラマ。

芦田愛菜ちゃんは、
赤ちゃんポストに預けられてた「ポスト」というあだ名の、
施設のボス的存在。

大人に悪態はつくし、
つかみ合いの喧嘩はするし。

これまでの、
愛らしい愛菜ちゃんと正反対。

完全に「同情するならカネをくれ」の世界。

新境地開拓ってところか。

さらに驚くべきは、
養護施設の子どもたち。

もう、
子役の演技勝負って感じで、
ホンマこの子ら将来どうなんねんっ、
と思うぐらい達者。

純粋に演技だけで言えば、
鈴木梨央ちゃんの方が愛菜ちゃんより上手いんじゃないの?

愛菜ちゃん、
ちょっと滑舌悪いし。

ま、
そこがカワイイんだけどさ。

もう、
今クールは、
このドラマに決めた。

●野島伸司が脚本監修だって。やっぱりね。

2014年1月15日水曜日

命名

生まれた子どもに名前をつける。

親としては一大事だよね。

考えて考えて。

で、
実際につけられた名前にこういうのがあると知って、
ひっくり返りそうになった。

枕鈴

さぁ、
何と読ませるのでしょう?

答えは最後に。

イマドキネームは大概だと、
知っているつもりだったけど、
現実は想像のはるかに上を行っていた。

たとえば、



この一字で、
「アクアマリン」とかは、
まだ親の力の入り過ぎ感があって、
首をひねりながらも、
まぁ許せる。

ただ、
こういうのはどうだろう。

戦争

読み方はそのまま「せんそう」

昔、
悪魔と名付けようとして役所に断られた、
ということがニュースになったけど、
どうやら戦争ちゃんは認められたらしい。

フィギュアスケートで、
田中刑事という選手がいて、
これも「けいじ」とそのままなんだけど、
これは、
親が正義漢の強い子どもにという思いを込めたと聞いて、
納得できた。

しかし、
戦争はないだろ。

そのうち、

原発

とかも出てくるかもね。

ていうか、
もういたりして。

このネタ、
いくらでもあって、
書きだしたらとまらない感じ。

でも、
このあたりで今日はやめておこう。


さて。

冒頭の枕鈴。

なんと読むか。

正解は、















「ぴろりん」

マジ駄目だろ。


2014年1月14日火曜日

荷物

相変わらず荷造りは進まないけど、
情報収集だけはネットのおかげではかどりすぎるほど。

ここまで色んな情報があふれていると、
実際に行ってからのサプライズが少ないかも、
なんて贅沢な状態。

驚いたのは、
世界一周をしている若者が多い事。

一説では現在4000人ぐらいが旅の途中とのことで、
たぶんこの人数は昔より増えているのではなかろうか?

中には99万円で7か月かけて一周しちゃったという、
女性(!)もいたりして。

マラソンブームならぬ世界一周ブームなのか?

格安航空会社やネットの普及で、
若者の意識も様変わりしているようだ。

で。

若者ならぬ中年、

と、
ここまで書いて思い出した。

先日じゃんからに行って、
何気に壁の張り紙を見ていたら、
55歳からは「シニア割引」とある。

55歳。

シニア。

おーまいがっとな驚き。

50男の南米一人旅は、
ちょっと無謀なのかしらん、
などと思ってしまった。

たぶん、
21歳の時、
バックパック担いでアメリカ一周してなければ、
このような暴挙は思いつかなかったかもしれない。

行くとしても、
もっとガッチリした添乗員付きツアーを選ぶとか。

やっぱり、
若い時には何でも経験しておくことです。

荷造りについては、
とにかく、
現地調達できないものを最優先に、
必要最小限にしようと算段。

でも、
21歳の時にはなかったモバイル系が増えてる21世紀。

どうしてもそのあたりの物が増えてしまう。

ネット上では様々な物が、
あれは便利、
これはお役立ち。

情報満載で、
ついついAmazonポチの罠にハマってしまう。

しっかり、
自分の旅のイメージをすることが大切だ。

イメトレ。

まぁ、
前日まではイメトレ&Amazonコースが続くことでしょう。

とにかく、
このブログを継続することは、
ぼくにっとってはとても大事なことなので、
やっぱりパソコンは持参しようと。

ヤバい。

また荷物が増えるじゃんか!

●ミラン本田のデビュー戦は2−0から逆転されるという大波乱の船出。驚いていたら、高校サッカー決勝もまさかの2−0からの大逆転。どっちも見たんだけど、いやぁ、スポーツはこれだから面白い。

2014年1月13日月曜日

本場

帰って来て見た情熱大陸は、
蛯名健一だった。

コレで一躍全米で有名になった人。
















すごいよね。
でも、
と思っていたら、
彼自身が一番よく分かっていた。

自分は海苔弁当だと。

ダンサーとしては二流だと。

それでも、
いかに見せるかに徹すれば、
アメリカで一番にだってなれる。

それを彼は証明した。

そんな彼が一番強く反発したのが、
こんな質問をされた時だ。

ダンスの本場で活躍するのは大変では?

これに対して彼はこう言った。

それが古いステレオタイプな劣等感だ。

アメリカは確かにショービジネスが盛んだ。

だからこそ楽なんです。

彼が言いたいのは、
たぶんこういうことだ。

アメリカ人ダンサーだって、
上手いのもいればド下手もいる。

ステージに上がれる機会は、
日本より圧倒的に多いのだから、
食べていく分には、
アメリカの方がやりやすいと。

富士山とエベレストの違いみたいなもんだと思う。

頂は圧倒的にエベレストの方が高い。
でも、
裾野だってエベレストの方が圧倒的に広い。

ま、
それもこれも、
彼が「成功者」だからと言う人もいるだろう。

でも、
彼の言葉はたぶん丸ごと信じた方がいい。

本場だからこそ楽。

なんか気分が楽になる言葉だ。

そして彼とは全く違う分野だけど、
もう一人、
本場で挑戦し続けている男が、
まさにこれから、
新たなステージに臨もうとしている。

ACミラン本田だ。

さて、
テレビ観戦観戦と。

2014年1月12日日曜日

吊橋

好きである事。

嫌いである事。

どちらも、
大きくくくれば「愛」だ。

愛の反対語は嫌ではなく、
無関心だと。

原田知世主演のドラマ「紙の月」。

主人公の女性は、
何かの役に立てないなら、
生きている意味がない。

みたいなことを信じている女性だ。

専業主婦なのに子宝に恵まれず、
自分は何のために存在しているのか、
わからなくなって、
とりあえずパートを初めて、
そこで人生を狂わせる出会いをする。

いや、
狂わせるというより、
彼女にとっては、
たとえそれが悪事であっても、
誰かに必要とされていること自体が、
喜びだったのだろう。

2回目も見ずに、
ずいぶん勝手なことを書いている。

悪事がバレて、
みな異口同音に言う。

あの●●がねぇ。

でも、
彼女の学生時代のエピソードを知ると、
少し見方は変る。

彼女はお嬢様学校に通っていた時、
親のカネで50万円を難民救済かなにかに寄付してしまう。

それは学内でちょっとした話題になる程度のことだったのだけど、
彼女的には誰かの為に役立ちたい一心だった。

とても真面目なんだけど、
歯車がちょっと狂うと、
軌道修正できない。

世の中の子宝に恵まれぬ専業主婦が、
すべて犯罪に走るわけでは当然なく、
むしろ彼女の方が例外中の例外。

でありながら、
だれもがいつ落ちても不思議じゃない落とし穴が、
この世の中にはボコボコ空いている。

それを人は堕落などと簡単に言うけど、
例えて言えば、
人生っていうのは、
すごい渓谷にかかった吊り橋を渡るようなものだ。

2014年1月11日土曜日

不意

高校の体育の授業で、
テニス部でペアを組んでたK間君と、
試合することになった。

K間君はぼくより小柄だったけど、
運動神経はぼくと比べ物にならないくらい良く、
油断していたわけじゃなかった。

なのに。

試合開始30秒もたたないうちに、
K間君はぼくの懐にフッと入ると、
次の瞬間、
ぼくは畳にたたきつけられていた。

ものの見事な一本背負い。

あまりの鮮やかさに、
恥ずかしい気持ちも、
悔しい気持ちもわかず、
まさに呆然としていたのを、
いまだに覚えている。

そんな感じで今日、
今度は後輩に一本とられた。

あの時と同じように、
油断していたわけではなかった。

警戒レベル1ぐらいはあった。

一瞬気を緩めた瞬間、
後輩は技をかけてきた。

お見事。

今回は、
相手が後輩だけに、
K間君に投げられた時よりは、
いくぶん悔しさが勝ったけど、
それを見て喜んでいる人がいるんだから、
まぁ、
よかったんじゃないの。

腕上げたな。

でも、
その手はもう二度と食わないぜ。

鳴尾の後輩よ。

2014年1月10日金曜日

制覇

何で出来ているのかもよく分からないのに、
口に入れると妙に美味しいジャンク菓子。

カロリーだけ異様に高く、
食べだしたら止まらない。

そういうのを、
会社に持ってくるのが好きな上司がいて、
おかげで体重が増えたような、、、

それはどうでもいいんだけど、
先日見終えた米ドラマ「24」は、
そういう意味でジャンクドラマだった。

シーズン8まで。

24×8で全192話。

だいたい200時間近くを、
このジャンクドラマに費やしてしまった。

大抵どんなドラマでも映画でも、
見終わったら何がしかの感想や教訓があって、
そういうのが何もなければ、
「つまらなかった」と二度と見むきもしない。

しかし「24」は、
後に残るものはほとんど皆無なのに、
なぜか見始めたら止まらない。

放映当時は、
まったく関心なかったけど、
今は、
なぜあれほど流行ったのかがよく分かる。

次はどうなるのか。

その関心をつなぎ止める。

それだけがこのドラマの狙いだったと思う。

そして、
別にその先がどうなってても、
涙するわけでもホッとするわけでもなく、
また次の「次はどうなるのか」に巻き込まれる。

こじつければ、
そういう無意味な焦りに似た、
「次々」感が、
ぼくの日常と少し重なっているような。

つまり、
ぼくの日常も相当ジャンクなわけだ。

●金曜日は元町に行くので、少しはジャンクじゃない時間が過ごせるかもしれない。




2014年1月9日木曜日

愕然

旅行の荷造り。

結構面白い。

この日のために、
数年前に買っておいたキャリーバッグ。

ついに出番ですよ。

とはいえ。

今回の荷造りテーマは、
省荷物。

何としても、
このキャリーバッグひとつで行って帰ってきたい。

以前、
一度だけ海外で、
ロストバゲッジに遭って、
どえらいことになった経験がある。

何とか機内持ち込み荷物で完結させたい。

つまり断捨離だ。

普段はまったく出来ていないけど、
ここは断捨離精神を持たねば。

なくて我慢できるものは我慢。

いざとなれば現地で買えばいい。

とはいえ、
旅先で洗濯なんてご免だから、
下着は宿泊数分持って行く。

わずかな期間とはいえ、
移動距離がかなりあるので、
服装は冬から初夏ぐらいまで対応しないといけない。

できるだけ、
重ね着ですませよう。

最近は圧縮袋があるから、
アレを買ってなんとかしよう。

すごい寒かったらどうしよう?

やっぱり腹巻きは必要かな?

ネックウォーマーも入れとこうか。

スリッパもいるし。

ウエットティッシュが便利と書いてあったな。

ドライアーもいるんだろうか?

やっぱりいるでしょパソコン。

暇つぶしの本も一冊はいるよね。

などなど、、、

考えだしたらキリがない。

これがまた楽しいのだけど。

結局、
全く断捨離できてない自分に愕然。

2014年1月8日水曜日

胡蝶

親父の7回忌に、
かつての部下だった方から贈られた胡蝶蘭が、
いまだに咲いている。

ランって、
こんなに長持ちするの?

知らなかったよ。

もうひと月だよ。

恐るべし胡蝶蘭。

もちろん、
母がせっせと置き場所を変えるなど、
手入れをしているからなんだけど。

それとも、
新しい花が次々咲いているの?

母に聞けばいいことなんだけど。

すんません。

そんなことも知らないのです。

花なんだから、
持ってもせいぜい一週間ぐらいと思っていたもんで。

それはそうと。

原田知世主演のNHK「紙の月」がいい。

さては、
あまちゃんの薬師丸ひろ子に刺激されたか?

専業主婦10年なのに、
子どもができず、
不妊治療には夫は乗り気じゃなく、
それでも基礎体温は頑張ってつけている、、、

もうすぐ排卵日が近いんだけど、、、

そういうの何かイヤなんだよな、、、

な、
なんちゅう夫!

原田知世だぞ!

心の中で突っ込む自分がバカみたい。

ドラマなんだから。

っていうか、
そういうの、
むしろ「あるある」だろ?

心の中の自分の声に、
自分で突っ込む自分。

2014年1月7日火曜日

語源

そうそう。

ニッチの話題から、
ゴールデンボンバーに飛んでしまったけど、
本当に書きたかったのは別のことだった。

ニッチから連想されるのは、
「にっちもさっちも」という言い方。

小枝の番組では、
語源は「二進も三進も」だと説明していた。

つまり、
2でも3でも割り切れない、
ゆえに、
どうにもならないの意味になったという。

ネットで調べても、
どうやらそういうことらしい。

http://gogen-allguide.com/ni/nicchimosacchimo.html

ちなみに、
1から100までの数字で、
2でも3でも割り切れない数字は33個あるようです。

つまり世の中の3分の1は、
にっちもさっちもいかないわけ。

何か安心した。

2014年1月6日月曜日

際物

会社の喫煙室で夕方、
桂小枝が賃貸の不動産物件を紹介する、
テレビ番組を見ていたら、
やたらとニッチの多い家だった。

ニッチって、
つまり壁の窪み。

物を置くには奥行きがなさすぎる。

でも、
なんとなく空間を広く感じさせる効果があるそうで、
その家には確か80近いニッチがあった。

ニッチには、
ほかにも隙間という意味がある。

ニッチ産業とか言うよね。

そういえば、
ぼくがジャズボーカルを始めたのも、
男性が少ない隙間産業としてだったような。

てなことがあって、
録画した情熱大陸を、
帰宅してから見たら、
ゴールデンボンバー。

はっきり言って、
まったく興味なかったんだけど、
実に面白かった。

あのバンド、
楽器は実際には弾いていない「エアバンド」。

そんなことすら知らなかった。

紅白の録画も当然のようにスルーしてた。

ボーカルの鬼龍院翔という名前がすでに、
キワモノなのだけど、
彼が曲も詩もすべて作っているという。

3分でソールドアウトしたという、
ライブに詰めかけたファンによると、
その詩がいいんだとか。

彼は作詞をマクドの紙ナプキンに書いているというのも、
いかにもキワモノな話しだけど、
彼いわく、
その雰囲気が自然な言葉を生み出すのだそうだ。

会いたいのに会えない。

それはわかる。

今行けば、
まだ学校にいるかも。

おー。

そういう感性は、
ぼくの中にはもうどこにもないな。

ライブでは、
歌っている彼を除けば、
あとの3人はほとんどコミックショーの団員。

でも、
「女々しくて」という大ヒット曲は、
昨年のカラオケで最も歌われたそうだ。

100のバンドがあって、
99がかっこ良かったら、
1つのダサいバンドが目立つじゃないですか。

彼なりの芸能界で生き残る哲学だ。

キワモノサラリーマンとしては、
なかなか共感できる人物だった。



2014年1月5日日曜日

両面

まい正月休み最終日。

締めは映画。



















永遠の0

原作は読んでいて、
別段見る気はなかったんだけど、
映画だけを見た姉が、

感動した〜

みたいなメールをくれたので、
どんなもんかと。

小説に忠実に作られていると思ったけど、
たぶん、
小説読んでから観た方が、
細部の事情はより分かるだろう。

ただ、
小説より分かりやすかったのは、
零戦による空中戦の様子。

あの3次元での鬼ごっこというか、
360度に神経を研ぎすませながらの戦闘は、
映画でないとなかなか表現しにくいな。

それは収穫。

ひとつ気になったのは、
最後の方のセリフで、

当時はみんなそれぞれ苦労があって、
でもそれを押し殺して生きて来た、

みたいな内容の部分。

実際そうなんだと思う。

今だってそうだ。

誰しも苦労して生きている。

自分だけが不幸でも辛いのでもない。

でもね、

なんか今どきそれを言われると、
どうしても震災や原発の被災者に思いがいってしまう。

戦争もそうだけど、
悪い国の責任はきっちり追及しなきゃ。

我慢は必ずしも美徳ではない。

みんな大変だからと、
そこを黙ってしまうのは違う。

昨年は零戦についていくつか映画やテレビ番組を見て、
理解は深まった。

零戦という、
世界に冠たる戦闘機を作り上げる能力と、
無謀な戦争にひた走った愚かさと。

日本人のそうした二面性は、
何も変らず、
ずっと続いている。

2014年1月4日土曜日

山奥

久しぶりの母との正月旅行。

恒例行事にしようかと思っていたんだけど、
仕事の都合やら何やらで、
何年か間があいてしまった。

数年前、
金比羅山に行って、
それはまぁよかったんだけど、
次に行った福井が最悪。

めちゃくちゃ寒くて、
にも関わらず、
帰りに電車まで時間があるので、
折角だから東尋坊に行こうとしたのがバットチョイス。

ものすごい吹雪&バスに乗り遅れ、
ひどい寒さの中をひたすら耐えるということがあった。

もちろん、
そんな時期に福井を選んだぼくが全て悪いのだけど、
まぁなんというか、
それ以来、

やっぱり家が最高だね状態になってしまった。

それがなぜ今回は?

というと、
やはり、
ひとりで南米に行くんだから、
母にもちょっと小旅行を、
という思いと、

自分自身、
少しは旅気分になっておこうという、
二面がある。

それにしても、
ここ武田尾温泉。

なーんもないな。

聞いてたけど。

実家からドアツードアで、
一時間もかからず、
こんなに人里離れたど田舎、

もとい、

静寂な地があることにまず驚き。

宝塚過ぎたら、
途端に景色が変るんだね。

昔住んでた、
岡山県高梁市を思い出す。

その何もない分、
宿が予想外に最高で、

と書きたいところだけど、
残念ながら、
想像通りのさびれた旅館。

だって、
水道水飲んじゃ駄目なんだよ。

井戸水だからだって。
携帯もドコモ以外は圏外!

まぁ、
旅の予行演習を兼ねているぼくは、
全然平気なんだけど、
快適第一の母にはチョット気の毒なような。

早めの夕食を終えると、
温泉入ってサッサと寝はりました。

明日は早起きして朝食を食べたら、
電車に乗って帰るだけです。


2014年1月3日金曜日

睡眠

それにしても寝正月だ。

今日なんか、
12時間は寝たんじゃないの?

人間、
寝るのも体力がいるとかいうけど、
絶対に起きてる方が体力いると思う。

寝てれば、
カネは使わない、
タバコは吸わない、
いいことづくめ。

もちろん、
何の進歩もなく、
ただ老化するのだけれど。

起きて何してたかというと、
ひたすらテレビ。

さっきまで、
録画した「新参者」というドラマを見てた。

とりあえず、
で録画しただけなんだけど、
これが意外に面白かった。

特に石原さとみという女優さん。

こんなに上手くて奇麗な人だったとは、
知りませんでした。

これから、
まいぶーむになりそうです。

というわけで、
あと二日は、
ひたすら寝る。

起きていても、
寝ているような、
究極の寝正月にしてやる!

2014年1月2日木曜日

予感

昼頃起きて、
母と雑煮食って、
年賀状に目を通して、
また寝て、

起きたら姉一家が来てて、
2時間ほど話しして、
あとはダラダラテレビ見て。

母は9時前にはさっさと寝床に行き、
ぼくは、
いつもより早めのブログ更新している。

何と穏やかな50台の始まり!

いやいや。

これは嵐の前触れに違いない。

想定しただけでも、
今年は仕事でかなり忙しいことになりそう。

それより、
すでに今月、
久しぶりの海外旅行が控えている。

海外旅行といえば。

今日、
友人のH本君からメールで新年の挨拶がきた。

そこに、
大瀧詠一が死んだ事が触れられていて、
彼のロングバケーションのジャケットを見て、
学生時代にアメリカ旅行を敢行したのだと、
書かれていた。

あれは1985年のこと。

彼の後を追うように、
ぼくは地球の歩き方を手に、
彼に借りたバックパックをかついで、
北米大陸一周旅行をしたのだった。

今回の旅先は南米。

マイ初なんべーである。

マチュピチュやウユニ塩湖を見てこようと思っている。

目下の最大の心配は、
旅先でこのブログが更新できるのか?

そこか!

2014年1月1日水曜日

節目

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

大晦日の仕事を終え、
ちょっとした打ち上げを済ませ、
タクシーで帰宅して、
あわてて近所の神社に駆けつける。

あわてて紅白の録画を見る。

風呂に入る。

そして今。

誕生日の感慨にふける間もない。

毎年のことだけど。

今年の紅白は、
あまちゃん&さぶちゃん、

で決まりだと思っていたら。

思わぬ大島優子卒業サプライズ。

(‘ jjjjj ’)じぇじぇじぇじぇ。

別にファンでも何でもないけど。

いいんだ。

ぼくはキョンキョンの潮騒のメモリーを聞けたから。

そして薬師丸ひろ子も。

ちょっとあまちゃんがしつこかった気もしたが。

見てない人は、
何のこっちゃさっぱりわからん状態だったのでは?

つーか。
人数多すぎ。
AKB関係だけで数百人?

エグザイルを筆頭に、
白組もグループだらけ。

それだけに、
北島三郎の偉大さがよくわかる。

50回。

彼が最初に紅白に出たころ、
ぼくの母は陣痛を起こし、
翌日めでたくぼくは生まれたわけだ。

以来、
毎年毎年、
ついに50回。

なんだかんだ言っても、
やっぱり大きな節目だよな。

ごじゅーですよ。

ごじゅー。

会社の若い子に、
ナイアガラトライアングルとか言っても、
全く通じませんでした。

ヤバいとか、
言ってる場合じゃないですよ。

少しまじめになります。

抱負です。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...