第2次対戦末期の、
日本軍によるインパール作戦。
先日NHKでドキュメンタリーをやってた。
戦死した兵士2万6000人。
無謀な作戦の代名詞にもなっていると、
ウィキペディアにある。
無謀というのは何も、
戦死者の数だけを言っているのではない。
勝つ見込みのない作戦を計画し、
実行し、
かつなかなか中止しなかったこと。
さらに、
戦闘行為そのものよりも、
作戦中止後、
敗走中に死んだ兵士の数の方が多いという、
あまりにも無残な結果の全てを言うのだと思う。
ドキュメントで最も強く印象に残ったのは、
当時の幹部の会話の記録だ。
何人殺せば(敵地を)取れるのか。
これは敵を何人殺せば、
と言う意味ではなく、
味方の兵隊をどれだけ死なせればいいのか、
と言う意味だ。
文章だとうまく伝わらないけど、
要は、
兵隊の命を燃料か何かのごとく考えていたと言うことだ。
だから当然、
インパールを目指す兵士に与えられた食料は3週間分。
その他の補給は一切なし。
実際は数ヶ月経ってもインパールにたどり着けず、
敗走する兵士は、
先に死んだ兵士の肉を食べたと言う。
想像を絶する地獄だ。
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