2017年8月6日日曜日

重圧

決勝というものとは、

全く無縁の人生を送ってきた私が言うのも何だけど、

世陸100の決勝の壁は厚かった。

ケンブリッジも多田も予選よりタイムを落とし、

サニブラウンに至ってはスタート直後につまづいてしまった。

タイム的に言えば結果論になるけど、

サニブラウンが予選と同じタイムなら、

決勝に行けていた。

9秒台はともかく、

決勝に進むだけでも日本陸上界にとって、

記念碑的な出来事になるはずだった。

そのことが大切だと思えば思うほど、

普段通りの力が発揮できなくなる。

先日、

若手社員の勉強会で話す機会があったのだけど、

散々だった。

話している自分の手が震えているのがわかった。

何を話すのか。

期待する視線を感じれば感じるほど、

頭も口も動かなくなる。

ポイントをメモしておけば、

何とかなると思ったが、

何ともならなかった。

重圧恐るべしである。

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