決勝というものとは、
全く無縁の人生を送ってきた私が言うのも何だけど、
世陸100の決勝の壁は厚かった。
ケンブリッジも多田も予選よりタイムを落とし、
サニブラウンに至ってはスタート直後につまづいてしまった。
タイム的に言えば結果論になるけど、
サニブラウンが予選と同じタイムなら、
決勝に行けていた。
9秒台はともかく、
決勝に進むだけでも日本陸上界にとって、
記念碑的な出来事になるはずだった。
そのことが大切だと思えば思うほど、
普段通りの力が発揮できなくなる。
先日、
若手社員の勉強会で話す機会があったのだけど、
散々だった。
話している自分の手が震えているのがわかった。
何を話すのか。
期待する視線を感じれば感じるほど、
頭も口も動かなくなる。
ポイントをメモしておけば、
何とかなると思ったが、
何ともならなかった。
重圧恐るべしである。
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