2017年8月28日月曜日

信念

消えた天才選手、

みたいな番組を見ていたら、

スノボの国母が出てきた。

2010年のバンクーバー五輪の時、

代表公式ユニフォームの腰パン姿が問題になった彼だ。

そういえばあれからどうなったんだっけ?

オリンピックではメダルを逃した彼は、

その後競技スノボはやめて、

今は標高3000メートルから一気に滑り降りる姿を、

ビデオなどにしているという。

そのビデオを見たら、

命がけだということがわかる。

年収が数千万円はようだけど、

命の危険があるからやめようとか、

そういうことは全く考えないと言った。

妻と子供二人を北海道に残し、

一年のほとんどは国外で過ごしているというが、

帰国中の子煩悩さは近所でも評判だとか。

右腕に入れたタトゥーは、

なんと子供が生まれた時の足型。

そして彼は、

バンクーバーでの騒動は後悔していない、

と言い切った。

キチッとユニフォームを着て、

ちゃんと受け答えするなんてスノボじゃない、

とも言った。

直接迷惑をかけた人には謝罪したとも。

彼にとってスノボとは生き方そものもであり、

それを曲げることはいかなる場合でもできない、

ということのようだ。

なるほどなと思った。

どんなものであれ、

彼のように自分の生き方を貫いている人が、

どれぐらいいるのだろうかと思う。

羨ましく、

格好いい。






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