2017年11月1日水曜日
続編
本日のレイトショー。
SF映画の金字塔ブレードランナーの35年ぶりの続編だ。
前作で描かれた2019年の世界観は、
のちのアニメや映画に多大な影響を与えた。
この続編はアメリカでは不評だったようだけど、
やっぱり観とかないとねという感じで鑑賞。
200分の長編で、
はっきり言って面白くはない。
人間と旧型レプリカントの間に子供が生まれていた、
という設定で、
ライアン・ゴズリング演ずる新型レプリカントが、
子供を探す。
途中、
ライアン・ゴズリングは、
自分がその子供ではないのかと期待するが、
それは事実とは違うことを知って打ちのめされる。
新型レプリカントの内面の葛藤を、
非常にゆっくりと描いている。
正直言って、
前作の熱狂的なファンには面白いのかもしれないけれど、
一応見ました的な僕には楽しめなかった。
特に、
前作が画期的だったのは、
その世界観であり、
その点が今作は非常に弱い。
非常にスケールは大きいはずなのに、
登場人物が限られていて、
言い方はよくないがしょぼい。
コアなファンが掘り下げて作ったのか。
そもそもエンタメとして失敗している。
映像に引き込まれる感じがない。
ひたすらレプリカントの内面に焦点を当てるのだけど、
そもそもレプリカントの心情に興味がないので。
観るのはコアなファンとは限らない。
一般の初見の人が見てもそれなりにうわーっと思わせないと、
これだけの作品には合格点を与えられない。
カルト的人気の作品の続編ってこうなっちゃうんだよな。
もちろんこれは薄っぺらい僕の単なる感想であって、
コアな人なら語り尽くせぬ面白さがあるのかもしれないけれど、
僕にはどうもね。
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