2018年5月15日火曜日

絶滅

僕たち日本人の遺伝子には、

ネアンデルタール人由来のものが2%ほど含まれているのだそうだ。

ネアンデルタール人とは、

ホモ・サピエンスより先に、

アフリカ大陸からヨーロッパに渡ったもう一つの人類。

だが数万年前に絶滅してしまった。

ホモ・サピエンスより大柄で力も強かった彼らが、

なぜ絶滅したのかは謎だったが、

最新の研究では、

彼らは家族単位で生活していたため、

技術の弓矢などの技術の発達が遅れ、

気候変動への対応が遅れたためらしい。

ホモ・サピエンスは力が劣るため集団で暮らし、

だから大勢による技術改良ができた。

とはいえ、

ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は、

同時期に同じ地域で暮らしていたことから、

交配もあったようで、

その遺伝子が今も僕らに残されていると言う。

一方、

交わることのなかったアフリカの人たちには、

ネアンデルタール人由来の遺伝子はないそうだ。

最後のネアンデルタール人が暮らした洞窟も見つかっているらしい。

環境に適応できたものだけが生き残る。

それは今も昔も変わらない。

変わりゆく世の中に対応できない人間は、

いつか滅びていく。

デジタルやAIの時代に生き残るには、

適応するしかない。

まぁその時代には、

僕らはそもそも寿命を迎えてこの世にいないわけだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...