2018年5月30日水曜日

動画

パリのマンションのベランダに宙づりになった子供を、

マンションの外側の1階からベランダをよじ登って助けたのが、

マリからの不法移民。

リアルスパイダーマンとして一躍時の人に。

その動画を見たけれど、

驚くべき身体能力でベランダから上のベランダへ飛び移り、

最後は子供を片手で軽々持ち上げて助けた。

いとも簡単そうにやっているように見えたけど、

本人曰く、

救助した後急に怖くなって部屋で足が震えていたとか。

一気に首相に面会することになって、

移民権と消防署で働くことになったそうだ。

当然、

彼はそんなつもりでやったわけじゃなく、

ただ子供を助けたかった一心。

不法移民なんだし、

大ごとになったら国外退去になりはしないかとか、

そんなことも何も考えず、

とっさにあの行動に出たらしい。

感動の一コマは一気に全世界に知れ渡ることになった。

今やYouTubeがあるから、

本当に一瞬にして一般人が世界の有名人にすらなる。

動画の威力は凄まじい。

日大アメフトの例の騒動も、

もし動画がなければこんな大ごとにはならなかっただろう。

あのプレー、

いったい何回テレビで流されたか。

90歳のおばあさんが車で人をはねて死なせてしまった事故も、

近くの車載カメラの映像が生々しく報道された。

何かあったら、

まずその場面は動画として撮られれいると考えたほうがいい。

その時の行動が、

日本中から叩かれることにもなるし、

世界中から賞賛を浴びることもある。

一方でプライバシーへの配慮も凄まじい。

さっきテレビを見ていたら、

何十年も前の映像で、

通行人の顔が全てモザイクで隠されていた。

ただの街中の映像なんだけど、

そこまでしないといけないようになっている。

身近な話だと、

僕も先日動画をグループラインにアップしたら、

間髪入れず写っている人からクレームが入り、

削除することになった。

難しい世の中だなぁと思わずにいられない。





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