パリのマンションのベランダに宙づりになった子供を、
マンションの外側の1階からベランダをよじ登って助けたのが、
マリからの不法移民。
リアルスパイダーマンとして一躍時の人に。
その動画を見たけれど、
驚くべき身体能力でベランダから上のベランダへ飛び移り、
最後は子供を片手で軽々持ち上げて助けた。
いとも簡単そうにやっているように見えたけど、
本人曰く、
救助した後急に怖くなって部屋で足が震えていたとか。
一気に首相に面会することになって、
移民権と消防署で働くことになったそうだ。
当然、
彼はそんなつもりでやったわけじゃなく、
ただ子供を助けたかった一心。
不法移民なんだし、
大ごとになったら国外退去になりはしないかとか、
そんなことも何も考えず、
とっさにあの行動に出たらしい。
感動の一コマは一気に全世界に知れ渡ることになった。
今やYouTubeがあるから、
本当に一瞬にして一般人が世界の有名人にすらなる。
動画の威力は凄まじい。
日大アメフトの例の騒動も、
もし動画がなければこんな大ごとにはならなかっただろう。
あのプレー、
いったい何回テレビで流されたか。
90歳のおばあさんが車で人をはねて死なせてしまった事故も、
近くの車載カメラの映像が生々しく報道された。
何かあったら、
まずその場面は動画として撮られれいると考えたほうがいい。
その時の行動が、
日本中から叩かれることにもなるし、
世界中から賞賛を浴びることもある。
一方でプライバシーへの配慮も凄まじい。
さっきテレビを見ていたら、
何十年も前の映像で、
通行人の顔が全てモザイクで隠されていた。
ただの街中の映像なんだけど、
そこまでしないといけないようになっている。
身近な話だと、
僕も先日動画をグループラインにアップしたら、
間髪入れず写っている人からクレームが入り、
削除することになった。
難しい世の中だなぁと思わずにいられない。
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