2018年5月17日木曜日

対応

日大と関学といえば、

大学アメフトの東西の雄だ。

その対抗戦で日大の選手がやらかしたラフプレーが、

ワイドショーでも取り上げられる事態になっている。

この話、

ネットでは一週間前ぐらいから問題視されていた。

それがここに至って大手メディアに取り上げられるようになったのは、

問題の大きさもさることながら、

日大側の対応の悪さがある。

ラフプレーで負傷した選手は重傷で、

関学の猛抗議にも関わらず、

日大はHPで謝罪するだけ。

ラフプレーを指事したとされる監督は雲隠れ。

保身に走った危機管理のなさが火に油を注ぐ結果となった。

不祥事が起きた時、

どんな組織でもそうだけど、

なんとか穏便に済ませたいと考えがちだ。

本当は何よりも日大が事態を重大に捉え、

自ら調査し、

然るべき処分を速やかに下すべきだったのに、

後手後手に回ってしまった。

最近特にスポーツ界でこの種の失態が続いている。

大相撲しかり、

女子レスリング然り。

これは日本だけに限った話ではないだろうが、

その後の対応が日本はマズすぎる印象がある。

東京五輪を2年後に控え、

対応を誤ると国際的な日本スポーツ界の信用に関わる。

今回の問題は、

スポーツマンシップという根元に関わる問題だ。

速やかに全容を明らかにしないといけない。

一つ言えるのは、

スポーツ界は、

統括する組織がスポーツ経験者で占められる点があるのではないか。

プレーの上手さ、

実績と組織マネジメントは全く別次元なのに、

OBが幅を利かせる。

プレーヤーとチームや組織運営は切り離して考えないと。

スポーツ庁の鈴木長官の手腕が問われるんだけど、

彼もまた選手出身なんだよな。

火種はボヤのうちに完全に消し止める。

それが何より肝要だ。

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