14年前に岡山・津山で起きた女児殺害事件。
容疑者が突然浮上して一気に逮捕された。
容疑者は別の女子中学生死傷の罪で服役中で、
犯行の手口が似ているなどの理由で取り調べたところ、
首を絞めたことは認めたという。
女児は刃物で何箇所も刺されていたのだが、
その点は認めていないらしい。
容疑者の記憶も薄れている部分が多いのではないか。
容疑者の心理はわからない。
不思議なのは、
女児の事件が起きる前から、
この容疑者は何回か女児らへの暴行で逮捕されていたということ。
なぜ今まで捜査対象にならなかったのか。
そして逮捕はされたものの、
この事件は物証がほとんどないとされる。
自供以外に犯行を立証する手立てはあるのか。
被害女児の親は毎年、
チラシを配って情報提供を求めていた。
容疑者逮捕ということで、
心の重荷のひとつは取れただろう。
でも当然のことながら女児は戻ってこない。
女児と容疑者には全く面識がなかったようで、
本当に出会い頭に殺されたということになる。
やり切れなさは一生続く。
加古川とかあのあたりでは当時、
似たような女児への事件が相次いだ。
それらの事件との関わりはどうなのか。
容疑者は逮捕されたが、
解明しなければならない謎はたくさんある。
事件解明はまだスタートラインについたばかりだ。
余談だが、
この事件が起きた日、
ちょうどロシアの体育館で大勢の子供がテロリストに監禁されて、
ロシア軍隊が突入したという大事件があった。
だから僕も実は強い印象がない。
14年という歳月は、
被害者関係者には重い日々だっただろうが、
僕は完全に忘れていた。
当事者と外野の温度差もまた感じる。
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