2018年5月20日日曜日

炎上

ようやく日大アメフト監督が関学を訪れ謝罪した。

謝罪の内容はともかく、

SNSでは、

関学を「かんさい学院」と言ったとか、

ネクタイがピンクだったとか、

火に油を注ぐような非難の集中砲火を浴びている。

それはそうなのかもしれないけど、

いわゆる炎上という現象を、

過大評価している気もする。

相手が叩けるとなると、

ここぞとばかりに正論を振りかざして攻撃する人間は、

ほんの一握りだ。

いわゆるクレーマーに近い。

言っていることは正論でも、

あくまで匿名で非難する声は、

ある程度無視していいように思う。

そもそも今回の騒動は、

たまたま動画を撮っていた人がいて、

それをツイッターでアップしたことに端を発する。

是非はともかく、

一昔前ならそんな映像はなかっただろうし、

こんな騒動にはならなかっただろう。

誰もが映像を発信できて全世界に発信できる世の中は怖い。

誰かと会う時、

その相手が録音録画機を忍ばせているということは、

常に考えておかないといけない時代だ。

上司と部下の関係においてですらそうだ。

日大の対応は、

そういう時代を完全に読み違えてしまった。

世の中のけしからんことが徹底的に暴かれ、

ネットで袋叩きに遭う状況は困ったものだけど、

そういう時代だから対応を考えるしかない。

日大の肩を持つ気はさらさらないけど、

あのタックルの場面を1日に何十回?と繰り返すテレビもどうかと思う。

そうやって嵐のように集中攻撃しても、

ものの一月もすれば世間は別の話題に飛びつく。

でも、

当事者の選手は何十年も心の傷を抱えて生きる。

一時的に精神に支障をきたしてもおかしくない。

一種の公開リンチのような現状が健全とは思えない。

それに引き換えこの国の麻生大臣。

アレだけの厚顔無恥ぶりは、

もはや化け物だ。

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