ようやく日大アメフト監督が関学を訪れ謝罪した。
謝罪の内容はともかく、
SNSでは、
関学を「かんさい学院」と言ったとか、
ネクタイがピンクだったとか、
火に油を注ぐような非難の集中砲火を浴びている。
それはそうなのかもしれないけど、
いわゆる炎上という現象を、
過大評価している気もする。
相手が叩けるとなると、
ここぞとばかりに正論を振りかざして攻撃する人間は、
ほんの一握りだ。
いわゆるクレーマーに近い。
言っていることは正論でも、
あくまで匿名で非難する声は、
ある程度無視していいように思う。
そもそも今回の騒動は、
たまたま動画を撮っていた人がいて、
それをツイッターでアップしたことに端を発する。
是非はともかく、
一昔前ならそんな映像はなかっただろうし、
こんな騒動にはならなかっただろう。
誰もが映像を発信できて全世界に発信できる世の中は怖い。
誰かと会う時、
その相手が録音録画機を忍ばせているということは、
常に考えておかないといけない時代だ。
上司と部下の関係においてですらそうだ。
日大の対応は、
そういう時代を完全に読み違えてしまった。
世の中のけしからんことが徹底的に暴かれ、
ネットで袋叩きに遭う状況は困ったものだけど、
そういう時代だから対応を考えるしかない。
日大の肩を持つ気はさらさらないけど、
あのタックルの場面を1日に何十回?と繰り返すテレビもどうかと思う。
そうやって嵐のように集中攻撃しても、
ものの一月もすれば世間は別の話題に飛びつく。
でも、
当事者の選手は何十年も心の傷を抱えて生きる。
一時的に精神に支障をきたしてもおかしくない。
一種の公開リンチのような現状が健全とは思えない。
それに引き換えこの国の麻生大臣。
アレだけの厚顔無恥ぶりは、
もはや化け物だ。
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