2018年5月2日水曜日

再現

先日の明石家紅白で、

由紀さおりの手紙を久しぶりに聞いた。

1970年の歌。

小学1年生で、

よく覚えている。

今時便利なのはユーチューブ。

そのころの映像が見られる。

当時21歳だったそうで、

そのことにまず驚き。

そして半世紀近く経って、

まだ同じキーで歌っていることがすごい。

だが表現力は圧倒的に深まっている。

その関連で歌い回しが当時と大きく変わっている。

この点は評価が分かれるだろう。

ノスタルジックに浸りたいなら、

1970年の時と同じように歌ってほしいだろうけど、

曲に対する理解を深めた歌手としては、

今の解釈で歌いたい。

まっさらな心で聞けば今の歌い方の方が良いと思うけど、

名曲は時に歌い手のものだけではなく聞き手のものでもある。

大げさに言えば文化財的なものを勝手に崩していいのか?

そのあたりのジレンマを由紀さおりはどう考えているのか?

マイケルジャクソンは死ぬ直前のライブで、

徹底的にオリジナルの再現にこだわっていた。

THIS IS ITを見ればよくわかる。

ファンファーストの人だったのだ。

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