ファクトフルネスという本を読んだ。
貧困や戦争や疫病、
そういう人類を不幸にする出来事は、
この数十年で確実に減ってきているという事実を、
ちゃんと認識することが大事だと説いている。
僕らは自分で思っているよりはるかに世界の現状を知らない。
それはノーベル賞学者でさえそうなのだと著者は言う。
世界の現状を知らないで、
一体どうやって未来を語れるのかと言う。
そう言われれば、
僕が漠然と抱いている世界情勢は、
数十年前に学んだこと、
あるいはメディアの一部の報道による、
印象に過ぎない。
でも10年も経てば状況は変わる。
なんとなく世界を悲観的に捉えがちだけど、
人々の努力で確実に「マシ」になっているのだと。
もちろん現状でも問題はたくさんある。
それらは解決していかないといけない。
ただ古臭い印象だけで世界を捉えていると、
大きな間違いを犯すと言う。
今後30年も経てばインドやアフリカの多くの国は凄まじい発展を遂げて、
先進国の仲間入りをする。
アフリカの人は皆、
高等教育を受けられず、
裸足で水汲みをしているわけではないのだ。
世界は今日も大きく進歩している。
あぁ自分は何も知らない。
印象だけで語る危険を教えてくれた。
必読の書だと思った。
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