ショーケンといえば、
太陽にほえろ、
前略おふくろ様、
傷だらけの天使、
が代表作なんだけど、
僕は実はどれもほとんど見ていない。
太陽に吠えろは松田優作からだったし、
他の作品も特に見ていなかった。
僕がショーケンで一番印象深いのは、
映画「誘拐報道」だ。
読売新聞大阪本社が書いた実際の誘拐事件をめぐる本を題材にした、
1983年の映画。
この作品で犯人役を演じたショーケンは、
日本アカデミー賞主演男優賞を受賞している。
代表作と言っていいはずなのに、
新聞の訃報でこの作品に触れられていないのが不思議だった。
彼が作り出したワイルドな男性像は、
その後松田優作に塗り替えられた気がするけど、
演技者として唯一無二の存在感は圧倒的だった。
68歳はあまりにも若すぎる。
松田優作といい、
ワイルドなイメージとは裏腹に、
本当に神経が細やかな人だったのかなぁと思う。
どこか芸能界に馴染めない孤高の人というイメージもある。
強烈な昭和の個性が消えてしまった。
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