最近どんなスポーツを見ていても使われる、
「ギアを上げる」
ぼくが知る限り、
この表現がスポーツで使われるようになったのは、
田中マー君、
あるいはダルビッシュあたりからか。
あくまでぼくが知る限り。
ここ一番踏ん張りどころ、
みたいになった時に、
力をMAX発揮する、
そんな状態を表現するのに、
実にピッタリくる。
でも、
ギアを上げるのは何もスポーツ選手だけではない。
ぼくら凡人だって、
一日のあいだでギアを上げ下げしている。
特に歳を重ねると、
ずっとトップギアでは疲れ果ててしまう。
一日のほとんどをサードぐらいで流して、
仕事で大変な一瞬、
トップに入れて突っ走る。
ただ大事なのは、
わずかな時間でもトップギアに入れる習慣を作ること。
でないと、
トップに入れようとしても、
ミッションが錆び付いて入らない、
なんてことになりかねない。
ただ忘れてはいけないのは、
ギアを上げるからスピードが出るのではないということだ。
むしろ、
スピードに応じたギアを使うことで、
疲れにくくなるというべきだ。
たとえば自動車のローギアで、
時速100キロを出すと想像すればいい。
エンジンフル回転で、
しまいにゃぶっ壊れるかもしれない。
ギアを上手に上げ下げするというのは、
要するに省エネなんだよね。
だから年寄りほど必要な技術なんだよな。
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