2014年9月2日火曜日

変速

最近どんなスポーツを見ていても使われる、

「ギアを上げる」

ぼくが知る限り、
この表現がスポーツで使われるようになったのは、
田中マー君、
あるいはダルビッシュあたりからか。

あくまでぼくが知る限り。

ここ一番踏ん張りどころ、
みたいになった時に、
力をMAX発揮する、
そんな状態を表現するのに、
実にピッタリくる。

でも、
ギアを上げるのは何もスポーツ選手だけではない。

ぼくら凡人だって、
一日のあいだでギアを上げ下げしている。

特に歳を重ねると、
ずっとトップギアでは疲れ果ててしまう。

一日のほとんどをサードぐらいで流して、
仕事で大変な一瞬、
トップに入れて突っ走る。

ただ大事なのは、
わずかな時間でもトップギアに入れる習慣を作ること。

でないと、
トップに入れようとしても、
ミッションが錆び付いて入らない、
なんてことになりかねない。

ただ忘れてはいけないのは、
ギアを上げるからスピードが出るのではないということだ。

むしろ、
スピードに応じたギアを使うことで、
疲れにくくなるというべきだ。

たとえば自動車のローギアで、
時速100キロを出すと想像すればいい。

エンジンフル回転で、
しまいにゃぶっ壊れるかもしれない。

ギアを上手に上げ下げするというのは、
要するに省エネなんだよね。

だから年寄りほど必要な技術なんだよな。

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