2014年9月26日金曜日

怪物

いま最も旬な人と言えば?

逸ノ城ですよ。

い、
ち、
の、
じょ、


モンゴル出身力士といえば、
大相撲を席巻している勢力だけど、
彼は他のモンゴル力士とはチト違う。

モンゴルはモンゴルでも、
遊牧民出身。

白鵬や朝青龍って、
いいとこの坊ちゃんなんだけど、
逸ノ城は、
ゲルという移動式の小屋で、
モンゴルの大平原を移り住む、
まぁモンゴルの田舎育ち。

初土俵から5場所目。

まだマゲも結えない、
とくれば、
ついこの間までは、
遠藤が有名だったけど、
逸ノ城の前ではかすんでしまう。

1敗はしたものの、
ここまで10勝。

昨日は稀勢の里、
今日は豪栄道、
ふたりの大関を倒した。

明日はついに横綱鶴竜に挑むのだけど、
そのこと自体がすでにニュース。

普通、
マゲも結えない力士は横綱と当たれないっす。

しかも、
あろうことか、
鶴竜がすでにビビっちゃってる情報。

一般人から見れば「怪物」である力士が、
「怪物」と恐れる逸ノ城。

間違いなく白鵬とも当たるだろう。

その結果如何では、
初入幕初優勝なんて、
トンデモナイことも、
現実味を帯びてくる。

いやいや、
相撲はそんなに甘くない。

という人もたくさんいるだろう。

ぼくもそう思う。

でも、
二人の大関を倒した相撲を見ると、
そうも言ってられない。

192センチ、
199キロ。

とにかく規格外。

小錦が現れた時と同じ、
いや、
それ以上のインパクトがある。

体格だけじゃなくて、
感じとしては、
陸上にボルトが現れた時に似ている。

相撲界の常識を覆す可能性がある。

もちろん、
白鵬には勝って欲しい。

でも、
あのふてぶてしさを見ていると、
いやいや危ないんじゃないの?

と思えてくる。

ある意味ワクワク。

相撲でこんな感情を抱くのは、
ホントに久しぶりのことだ。

今、
大相撲がアツい。




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